■制作日記■
今回のお題は、USSエンタープライズです。オリジナルデザインのオレバージョン、オレンタープライズです。
まず始めに、自分はトレッキーではありません。映画はたぶん(?) 全作見てます。あとテレビシリーズでピカード艦長が出ていたやつ、エンタープライズD型が出ていたときのは、テレビでやっていたので見てました。それ以外はまったく見ていないといっていいです。情報はあちらこちらで出てるのでなんとなくは知っています。その程度です。なので設定については素人と思ってください。
とにかく宇宙船が大好きです。別に宇宙を飛ばなくても、そういうデザインの船が好きです。
飛行機や車などのSFメカは、それが飛行機である、車であるとわかる形でデザインしますが、SFデザインの船というものは、その基本形がまったくありません。人の想像力が全てです。個々のデザインの起因となった大もとはあるとは思いますが。
このSF宇宙船史を語りだすと長いのでやめますが、現在進行形で世界的には、ミレニアムファルコンとエンタープライズが二大巨頭でしょう。今でも中心でドンと座ってます。ミレニアムファルコンはいつまでもそのままですが、エンタープライズは代変えを繰り返し、かなりのデザインがあります。その内スターウォーズもリブートとかいって、新しいミレニアムファルコンが見れるかもしれません。実際本編がまだ完結してないのでムリですが、(今度の新作も期待しますが、一応) 映画の作りやデザインに毎回困惑しています。いっそのことリブートして欲しいです。まあ、絶対定着しないと思いますけどね。
話はそれましたがエンタープライズ号です。乱暴ですが、日本でいえばガンダムです。歴代ガンダムが特徴的なデザインを継承しつつ、色々なガンダムがあるように、エンタープライズも、そんなのまであるのと思えるものまでやたらとあります。そうなると、オレガンダム、オレエンタープライズを作りたくなるというものです。
今回はエンタープライズを自分デザインで制作します。オレだったらこうするではなく、こんなんもどうかなといった感じです。本当はエンタープライズとか関係なしに、意味も無くオリジナルの宇宙船を作りたかったのだが、何かネタ絡みじゃないと面白くないから、という理由での制作です。
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〇2015年5月7日
既にここまで進んでいます。
デザインのバランスを見るために紙で形を作ります。
今回のデザインは非常にバランスが取りずらく、まったく立体が想像できませんでした。エンタープライズの特徴の円盤部、胴体部、ワープエンジン部、胴体とエンジンを繋ぐ翼を、全部一つに繋げてしまうというのが今回のデザインコンセプトです。
どのぐらいでどのパーツが着くのか、どの角度でどう着くのかが想像できません。一番基本的な部分を作ってから徐々に周りのパーツを作る、というわけにはいかないようでしたので、まず紙で一度、デザインを確認するためのものを作りました。
作ってみたところ、バランスが難し過ぎて、これを見ながら模型を作るのは無理と判断して、このまま、この紙を芯にしてパテを盛っていくことにしました。
徐々に形になっていく過程を画像で追っていく予定でしたが、なんかピンとこなくて、もうちょっと、もうちょっとといっている間にここまできてしまいました。
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まず上面です。上面は殆ど作っていません。円盤部はスリットをいくつか入れるだけで、デザイン的な凹凸はありません。中央に指令室になる部分をのせます。
今は円盤部と胴体に段差がありますが、ここは無くして一体化させます。
ワープエンジンは先端にパーツを着け、穴のあいているところをエンタープライズと同じようなパーツで埋めます。あとは全体の様子を見て小さなディテールを着けていきます。
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サイド的にはほぼこんな感じです。特に何か付け足すパーツはありません。
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船体後方です。円盤部の後ろの穴は、あともう一段四角い穴を作り、小型船の発着ポートにします。リライアント号のようなものです。
ワープエンジンの後方先端部にエンタープライズのようなディテールを考えたいと思います。
エンジン部と胴体を繋ぐ部分がちょっと曖昧になっているので、デザインを整理して立体をわかりやすくしたいと思います。
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船底部です。円盤部の下は、格納庫部分にディテールを増やすのと、光子魚雷などの武装部分を作ります。
胴体のほうは、穴の開いているところに、エンタープライズの胴体先端部と同じようなものを作ります。ちょっとあれがなんだかわからないんだよね。作品上で何か指摘されたところは自分の知る限り無いし、メカ解説図とかあると思うんだけど、日本語のものを確認したことはありません。重要な機関だとは思うんだけど。
とまあ、こんな感じです。模型の大きさは15cmになります。今ものを作ると大体この位の大きさです。もっと大きく作りたいが、時間も掛かるし置く場所もないですからしょうがないですね。 |
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〇2015年5月11日
円盤部の造型が終りました。
一応ですが、スジ彫り以外のディテールは作りました。
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基本的にパーツの参考は、エンタープライズのA型と呼ばれている、映画版1作目のニューエンタープライズといわれていた機体です。それ以降のD型からは、船の窓からのライトがなければ、画面上でその存在を保てないものが多く、自分的には好みではないです。
司令室は、頭頂部の小さな部分と先端の一段高いパーツで、第一指令室、第二司令室となっています。A型のパーツをちょこちょこ入れてますが、上の画像の頭頂部後ろのパーツは、小型艇のドッキング部分として映画で描かれていたものですが、エンタープライズより大きくなってます。ここは直すか、別のパーツとして形を変えます。 |
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円盤部の裏です。エンタープライズの特徴的なパーツをデザインを変えて配置しようと考えましたが、ちょっとムリでした。
光子魚雷かどうかわかりませんが、円盤下の両脇にあるのが攻撃機関です。円筒形のパーツが一段せり出し発射口があらわれます。一発発射するたびにリボルバーのように発射口がずれます。その他もうひとつ案があり、黒い帯のスクリーンの裏を光の点が徐々に高速回転し、残像が一点に集まり(アニメの原理を見せるトリック映像のやつ)
光線、光弾を発射します。スタートレックは化学考証より映像重視なので、こんなの見ため面白そうですよね。 |
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小型船の発着ポートです。リライアント号のようなやつです。
どの位の大きさの船が出入りするのかにもよりますが、ここの大きさで船体全体の大きさがイメージできます。A型より一まわり大きいくらいの大きさと考えています。 |
| 残りの画像です。円盤部は一応こんな感じですが、他を作ってのバランスで付け足すパーツ、形を変えるパーツが出ると思います。次はワープエンジンあたりを作ろうかと思っています。 |
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〇2015年5月18日
一応全パーツが出来ました。
まずはワープエンジン部です。作業効率を上げるためパーツを切り離しました。
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ワープエンジンの穴の開いていたところは、エンタープライズA型と同じ感じのデザインにする予定でしたが、意外にあの感じを継承している機体が少ないので、特に拘る必要もないのかもと思い、別の案を考えました。それでもデザイン的にはA型のデザイン思想に近づけました。
先端部の穴(?)は、黒の塗り潰しを考えてますが、今だとやっぱり発光部になりますかね。後方の先端分丸ポチは、テールライトですが、それ全体が発光部ではなく、半分先が発光部です。 |
続いては胴体です。機体全体からすると割合的に一番小さいので、はたして胴体なのか? |
エンタープライズの特徴を色々入れてみました。
胴体横の青い発光分で、6個の四角が並んでいるものを作りました。これはたぶん窓ではないのだろうと思うけれど、こちらの場合、これが窓ならば、そのすぐ横に発着ポートがあるので、船の出入りをそこから見るというカットが撮れます。ラウンジ状の場所で大きな窓があり、そこに出入りする船が見える。船にやってくる人、降りる人。ドラマです。これは映像的にはデザイン込みのよく考えられたアイデアです。船の存在感がグっと増します。でも結局は青い発光部なんですけどね。なんの機関かわからないげど。
後方先端分のペコリと折れている部分は、実在のヨットでよくあるデザインです。ここに
ENTERPRISE と入るのですが、今の自分の設備では、この大きではちょっとムリです。NCC-1701の機体ナンバーも正直入れられません。
胴体先端の発光分は、ぼんやり光っている感じの塗装だけでごまかします。ここに均等な放射状のディテールは正直きついです。映画でもドアップにでもならなれればわからないディテールなのでいいかなと思います。
あとは正体不明のパーツが幾つかありますが、後々何か意味を持つかもしれません。
パーツを全て合体させたものです。今はまだ手で押さえています。合わせ目は全部消しますし、場所によっては一体化させるためにパーツを作ります。
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と、こんな感じになりました。毎回オリジナルを作るときはそうなんだが、あくまでもコンセプトデザインなんだということを訴えたい。これが最終的なデザインではなく、これを元にデザインを検討して最終的なものを作りましょう。というものです。このあと3、4回以上はデザインを検討して
最終決定にもっていきます。最近の映像、アニメ、海外、国内かかわらず、こういう過程をちゃんと踏んでいるのか疑問に感じる作品が8、9割りあります。問題は色々あると思いますが、その一つにCGの導入による弊害は確実にあると思います。
このあと三つのパーツを完全にくっ着け、その上でようすを見ます。問題がなければサフ吹き作業に移ります。 |
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〇2015年5月21日
最終調整。
分かれていたパーツを全部着けて一体にしました。
分離させたパーツを繋げていく過程で面取りを修正しました。その上で直すパーツ、新しいパーツを作りました。
色々直していますが、一番目立つのは円盤部のドームです。前回のは、それはそれで目的があったデザインでした。主人公メカは、どこかしらやぼったさや、ドン臭い感じというのは絶対必要だという考えであんな感じにしていました。それに対してというわけではありませんが、円盤をイメージしやすい形に直しました。
もうちょっと色々いじってみますが、極端な改変はもう無いと思います。そのあとサフを吹きたいと思います。 |
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〇2015年5月24日
最終調整その2。
一部作り直し、サフを吹きました。
サフは吹き付けただけで、まだ表面処理はしてません。
色々いじりましたが、なんとか落ち着いた感じにまとまりました。
まだまだ問題点は色々あります。面取りの辻褄合せの部分は結構あります。このサイズだからごまかせますが、大きな模型なら、こことここはどうつながってんだ?
みたいなとこもいくつかあります。
あと円盤部の裏面は、もう少しいじりたいところですが、なんかやぼったくなるかなと思い、シルエットを崩さない程度のディテールにとどめています。
あとはほんとに細かいディテールで、巨大感を表現するための小さな穴や溝、凸パーツなど、それはここで突き詰めるものではないと思うのでパスしてます。あくまでもデザインの把握と検討のためのコンセプトモデルです。 |
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〇2015年5月29日
サフ吹きが終りました。
白サフを吹くところまで終りました。
表面処理はいつものように撮影に問題が無いところまでに届めています。磨き作業、穴埋め作業は、二、三人で回しながらしたほうが効率がいいです。一人でやると、妥協や見落とし、思考の固定化がおきて問題がそのままになることが多々あります。もうね、自分1人じゃどうしようもないですよね。ま、いいか、がついつい出ちゃいます。というかそれで終らせてしまいます。なので、ま、いいか、のラインを上に引き上げる努力はしています。
さて、このあと塗装に入ります。ということで形はこれで決まりということになります。デザイン的な点では、一番上の司令室がもっと少さいと巨大感が出るなと感じます。デザインもアップ用に形を考えてもいい気がします。今回のものは特に考えず、船体の流れの中で作っただけでした。
あとは円盤部下の格納庫で、そこに沿って∧字型のウイングを着けたいんですよね。水中翼船みたいに。それがキャラクターになるような感じで。色も別な色にして。今回は擬似的にそれっぽくしてみたが、堂々と着けてみたいんですよね。アニメチックになりそうだが、やり方しだいだと思うんです。てか、今いい考えが思いつきました。∧字型の離脱船にしてしまえばいいんです。惑星上の着陸などは、この船を使えばいいので、世界観とドラマに広がりとリアリティが産まれます。毎度御馴染みのエンタープライズ大爆破もこの船で脱出です。こうなると、メチャメチャ作りたいです。あーでも今回は無理そうです。ん~どうだろう? やっぱムリかな。 |
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〇2015年6月3日
塗装も終り完成しました。
今回塗装は色々と考えて塗ってみました。前回で書いた格納庫下の離脱船も一応作りました。
こんな感じになりました。塗装パターンはエンタープライズA型を参考にしました。 機体ナンバーのNCC-1701は手書きで入れてしまいました。
着陸船は、イメージしやすくするために作りました。ドッキング部分は作っていませんので合体はできません。
着陸船です。ホントに取り合えずの形です。
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いざ作ってみると、デザインが難しい。色々とポイントがあります。
まずシルエットが∧型であることは当然ですが、本体の一部に見えること、横一文字に平らでないと見る方向によっては∧型にならないということ。色々とデザイン上の制約があり、なかなか自由に発想できません。
今回作ったものは可変翼タイプのものです。これはあくまで何も無いよりはあったほうが理解してもらいやすいということで作りました。なのでまったく別のデザインにしようと思っています。
あとは撮影してアップするのですが、これがまた一苦労です。 |
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