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■制作日記■ 引き続き胸像シリーズとなっていますが、今回はヘルメットを作ります。ヘルメットとスーツはSF作品の 魅惑のアイテムです。SF映画、SFアニメ、特撮作品、これがカッコよく出来れば70%は成功、だったのは もうだいぶ昔になりましたが、今でもやっぱりコレでしょう。 今回は別に、ちょ~カッコイイスーツとメットを作るわけではなく、ある意味、味のあるデザインというの を作ります。メインはメットでスーツは首とその周り(襟?) くらいだと思います。 〇2015年3月14日 顔の制作。 メットの前に顔を作ります。
いつもは、顔を作った後に裏から目玉を当てて、位置調整と隙間埋めをしてました。
今回特にモデルはいません。個性も入れないと思います。(たぶん) 女性というだけです。 どうせ作るなら誰かにとも思いましたが、世界感の問題と、このヘッドをもとに何作かメットを作る 予定なので、特定の人物だとイメージがおかしくなるので止めました。 この顔はいかような顔にでもなるように、まぶた、涙袋を作っていません。年齢的なものも後々作り 込んでいきます。基本形です。 このあと、おゆまるで型をとります。正直一発勝負です。たぶん剥がすときに、この顔は壊れます。 |
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〇2015年3月17日 顔の続きです。 おゆまるで型を取ります。
ゆきます。 原型を外す際にはやはり壊れました。これは原型の素材に問題があるのではなく、自分のミスです。 かるいかみねんどは、表面の乾燥が意外に早いです。速乾燥というわけではないが、10分くらいで固ま り始めます。ところが、表面が固まり、内部が密閉されると、中部の乾燥はヘタをすると1週間かかり ます。今回、この状態で型取り作業をしてしまったので、原型を外す際に壊れてしまったのです。
して、結果ヘンな感じになってしまいました。ディテールは潰れてしまい、あたりがわかるだけになりま した。 とりあえず、もとの原型の形にまで戻します。
紙を帯状に切り、パテをのせる下地を作ります。こういう作業はおゆまるが便利なのですが、熱に弱いので、 パテを強制乾燥させる加熱乾燥には向かないです。 そこそこ帯で形を作ったらスキマ埋めをします。レシートを指でちぎり、ペタペタ貼っていきます。ペコペコ へこむところは裏からもレシートを貼ります。 これらの作業で、全体がのりで湿っています。角が立っているところや形のおかしいところを指で直します。 乾燥後でも、水で濡らした指でなでたりすれば紙は軟らかくなります。崩れることはありません。 最後に表面にのりをたっぷり塗り乾燥させます。これは剥離剤の役目をします。盛ったパテが乾燥すれば、 水に濡らして剥がすことができます。今回はパテを薄く盛ったため、強度確保のために剥がさずにそのまま にしてあります。
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〇2015年3月20日 ヘルメットの制作。 まず大きさです。
ほんとうにこのまま進めていいのか躊躇します。
ヘルメットだと最近では(アニメと日本は除く) ヘイロー関連のものが根強い人気のようですね。 個人のCG作品だと、全て機械で覆われたメットが多種多様にあります。同じ種に属している人は同じ考えを するのだなとちょっと苦笑い。普通の人が見てもわかるようなデザインは滅多にありません。そういう人の 作品を見つけると、色んなものを知ってそうだなと思い関心します。 映画ではステルス、ハンガーゲーム、エンダーのゲーム、インターステラーくらいかな、役者と共に画面に 映って、あ、見せるためのデザインをしている、と思うのは。(インターステラーはそうでもないけど他に全 々作品が無いから。知らないだけかも) だいぶ前の作品になるけどサウンド・オブ・サンダーというSF映画があります。SFファンの過度なハードル 上げにより酷評された作品です。でもそこに出てくる、迷彩のツナギにヘルメットの装備品は、作品と共に 埋もれてしまうにはまことに惜しいデザインです。出てくる全てのデザインがいいわけではありませんが、 映像の絵として優れているものが幾つかあります。このヘルメットは何度も画面を止めて、その都度ホレボ レと見つめたものです。こういうデザイン、造型をやりたいですね。 |
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〇2015年3月29日 全体像の把握が出来るまでにしました。 首から下を作ります。まずは下地作りです。
アニメ系ではないので凝った襟とかにはせず、捻りの無い見たまんまのスーツにします。 続いてヘルメットです。
顔の修正をしました。全体的にいじってあります。
ここから一気に制作過程をすっとばします。
前かけにまでいってます。前かけと後頭部の裏側には、硬い材質のものが裏打ちしてあります。 首の部分にゴムの軟らかさを残し、多少、首の動きに対応できるという具合です。 この状態に持ってくるまでは、かなり苦労しました。作業や仕上げの時にどういう分割にしたら やり易いのか色々悩みました。この状態で更に髪の毛が付きますから。 例えば、頭を作りました。それに合うヘルメットを作りました。このヘルメットが被れるかとい うと、被れません。確実に耳と髪が引っ掛かりますし、ヘルメットの底をアゴ周りに合わせれば、 頭すら通りません。これらを全部見越して作るのはかなり大変です。バイクのヘルメットのよう な、顔よりだいぶ大きいものですら、するっと被るのは難しいと思います。 続いては首の前にあるパーツを外した状態です。
最後にメットを被った状態です。
今回のお話はリングや呪怨の世界に、こちら側から入っていくものです。もちろんリングがSF方向にいって ドン引き&アングリなのは自分も経験済みです。霊の世界を科学(SF) で語るようなイメージは考えてません。 科学検証から入って恐怖体験をするのはありだと思いますが。 霊界には完全に別世界の異界と、現実の我々の住む世界と折り重なって存在する世界があるという設定。 その境界線の扉が、外戸または迎戸と書いて“げーと”と呼んでいる。その扉は、その建物には無い階数のエレ ベーターだったり、学校の深夜2時の階段前の大きな鏡だったり、人気のないトンネルだったりする。はたま た、アパートやマンションやホテルの一室だつたりする。他にも廃校、廃ホテル、廃病院と色々あります。 このスーツは、そのげーとを通り霊やその存在に接触するためのものです。そして着ている人間への霊からの 内面への攻撃を防ぎます。 と、基本設定はここまでです。怖さの表現としては、怨念の霊的な怖さより、身近なところに別の世界が存在 する怖さといった感じです。あとは、内容しだいでマジ怖でもSFでも、コメディーにもできます。 とにかくビジュアルイメージとして、上に書いたような、エレベーターやホテルの部屋や廃病院などに、この スーツで居る(このスーツは全身白です) というイメージが先行してます。 あとスーツは、この下は作りませんが、そこそこ女性の身体のラインが見えるスーツにはしたいですね。 ムダな設定としては、霊は電気エネルギーに似ているので、ゴムは通しずらいという設定は、あとあと矛盾を 抱えてしまうのでやめたほうがいいですね。 |
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〇2015年4月3日 ディテール付けがほぼ終りました。 こんな感じになりました。
です。設定バカもいけません。映像に映った時の説得力こそが大事です。 架空のモノを映像の中で説得力を持たせるためには、ただ画面に映すだけではなく、ストーリ上の 演出に絡めるとグンと存在感が増します。 今回のこのメットでは、右側の耳に付いてるカメラ(レンズはまだ付けていません) とその下のスイッ チ。そして離れた所でのモニターを見る仲間。この一連の展開を何回かやるだけでも、説得力が全然 違います。 他のギミックは、後部の背中のフタを開けるとUSBポートが幾つかと充電ケーブルのポートがあり ます。それらは端のほうにあり、基本的用途はバックパックなどのオプションの接続部です。単に 穴が開いてあり引っ掛けるだけのようなモノです。ネジ式のようなものを手で絞めて固定するよう な単純なモノです。 あとは、机の上のパソコンの横に、メットを外した状態のコレを置き、USBで繋いでデータを出し ているのは、なかなか面白い絵になると思います。 あとこのメットの装備でライトは迷いました。顔の近くにライトがあると、撮影のときに役者の表 情が撮れなくなるから、付いても頭の上なんですよね。それとスーツとして物々しい感じが今回の テーマに合っていないと感じたのでやめました。何でもできるスーパースーツではないので。 あとそれとは別に、メットの内側に、役者の顔を照らして、中の表情を見せるためのライトがある のですが、今回そこまではできませんでした。模型のギミックとしては入れたかったです。 ここからはメットの透明フードを作ります。 フードはどの位置に付けるかで迷いました。メットの中かメットの表面と同じ位置、そしてメット の上にカバーのように付いているもの。トロン:レガシー、エンダーのゲームのメットがなっている ものです。 今回はメットの中で顔がおよいでる(?)感じが欲しかったので、空間が一番空くカバータイプのも のにしたいと思います。付き方は、最近のバイクのフロントグラスのような、別個に盾が付い ている感じ(う~ん短い文章で説明がしずらい) に付けたいと思います。
ここまでは作りましたが、ここからどう型にもっていこうか悩みました。結果的に内側に石膏を 流して型を作ることにしました。
使い道のないグルーガンが役に立ちました。100円なのに充分使える、さすがダイソー。ただコー ドが恐ろしいほど短い。床に這いつくばっての作業です。
しい。とにかく固まる速さがハンパない。そのくせ水分が抜けて完全に乾燥するのに3日はかかり ます。そして一発勝負でリスクが大きい。失敗したときのダメージはハンパないです。 さて、どうなりますか。 |
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〇2015年4月8日 造型が一通り終りました。 サフ処理をしました。
髪型はヘルメットを被るので、髪をまとめています。オールバックにするか、前髪を残すかで迷ってます。 現実的にはオールバックなのだろうが、どうなのだろう。映像の中での見た目が優先されるので、前髪は あったほうがいいと思うのだが、たぶんキャラクター像や役者が誰かで決まると思います。 日本が舞台で、キャリアよりオタクよりな人物(一般人) なので、やっぱり前髪ありかな。 バリバリのキャリア女史が没落して、なんだかんだで心霊チームに。ひいひい怖い目にあって、だんだん オタク化していき、仲間を守るようになるみたいなのも萌えますね。ひいひい言っているだけではなく、 いざとなれば、持ち前のバイタリティで何とかするとか、門外漢だからこその対応とかはドラマを面白く しそうです。確執のある父親との死別を今でも引きずっているとか、自分に見合った男として選んだパー トナーをブッ飛ばすとか、それでもキャリアを捨てきれないとか、最終的には全てを失うも待っててくれ る仲間がいて、そして死んだ父との和解。そこからのチームの心霊大作戦による大逆転。もう黄金パター ンです。 恐怖押しなら観客に近い一般人。ドラマ押しならキャリア女史設定かな。と、こんな妄想を交えつつ、髪 型を考えています。 ここからは前回の続きのヒートプレスです。 初めてのヒートプレス(バキュームフォームまではいっていない) なので問題だらけです。失敗をすることで コツを覚えるつもりでスタートします。
1、焼けどに注意。とにかく熱いです。枠があるからといって大丈夫というわけにはいきません。 いざというときには、熱せられたクリア板を触らなければならないこともあります。手袋を用意 します。 2、原型表面はきれいにツルツルにしておかないとクリア面がザラつきます。細かなディテール は写し取れないが、微妙な凹凸は反映されます。これは非常に目立ちます。 3、とにかく硬くなるのが速い、そして伸びない。熱を加えてゆるくなったクリア板は、暫くテロ ンテロンかと思うと、被せた途端にもう硬いです。なので伸びもしません。軟らかいのは一瞬で す。一瞬の勝負です。 さて、上のような教訓を得、指は焼けどをして、貴重なクリア板を燃えないゴミ(プラだから再生 ゴミでいいのかな) にしての、自分なりのやり方での成功(?) 例です。 自分の場合は台所のガスコンロでやりました。電熱ヒーターでも試しましたが、炎に勝る熱量は 得られません。 コンロの横にスペースが無いため、その下の床に原型台を設置しました。この時点でコンロから の距離がありすぎです。真横がベストです。 枠を用意しましたが、結果的には使いませんでした。途中で意味がなくなりました。 原型をツルピカに出来ないため、凹凸を少なくするのと原型との摩擦を軽減するため、 なった穴の開いた靴下(薄地のものTシャツでもいいかも)を、ピンと張った状態に被せました。 ※布を被せるというのは失敗しました。クリア板にきっちり布の跡が着きました。このこと以外 は全て上手くいきました。 使ったクリア板はフィギュアのパッケージに使用されていたものです。 クリア板を熱しますが、長い時間板を熱すれば、ゆるさが長持ちするということはなさそうです。 ある一点を超えると、一瞬でゆるくなります。弱火での作業になりますが、微妙な温度調節など というものはなく、10秒程度の勝負です。もっと短いかもしれません。 熱を当てる部分は使う板全体です。広ければ広いほどいいのですが、全体を均一に熱するのは難 しいです。 熱したクリア板を押し当てましたが、押し当てる時にはかなり力を入れます。原型と共に下の台 の強度と安定性はかなり重要です。これがしっかりしてないと最後の最後で泣きを見ます。 結局一回では上手くいきませんでした。それでも7割方上手く出来たので、外して、熱して、押 し当てを何度か繰り返して、ここまでにしました。 イボ付きの軍手は熱さから手を守るのと、熱いクリア板を力を入れて引っ張るのに役立ちます。 この場合では、ヒートプレスでよく見る外枠はいりません。また、ゴムが熱で溶ける心配はあり ません。ゴムが溶ける温度はもっと高いので大丈夫です。
このあとクリア板を外して形を整えるのですが、上手く出来ているのか怖くて外していません。 何にしても初めてのヒートプレスなのでここまで出来ただけでも恩の字です。 |
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〇2015年4月10日 ヒートプレス失敗 ヒートプレス自体は失敗ではなかったが布を被せるのは失敗でした。
ています。これはこれでありかなと思いつつも、やっぱり失敗です。 結局はやり直しになるんだけど、このフード自体にデザイン的な問題を感じます。SF色という か、カッコイイよりになっている。それはちょっと困ります。 フードの切り方にも問題があるんだと思うが、鼻の下で切って口を出すみたいなのもあるが、 霊界の中で素肌をさらせない閉塞感は絶対欲しい。このスーツ、ヘルメット自体は密閉式じゃ ないんだけどね。
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〇2015年4月11日 必要なパーツが揃いました。 まずは前回からのヒートプレスです。
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〇2015年4月15日 全てのパーツが一応終了しました。 正確には髪の毛だけまだです。
を避けるため、死角になる部分に両面テープで固定しようと思っています。
メットとの付け根部分が別パーツになっているところは、グレーに塗るか最後まで悩みました。この部分は、 ドライバーや電動ドリルのゴムパーツのイメージなんです。あれ見ると使わなくても欲しくなりますよね。工 具がカッコイイって凄いですよね。塗り分けしないと今ひとつあの感じが出ないですね。
最後に全パーツを着けたものです。
頭と同サイズになりますね。かなりスキ間を空けたつもりでしたが、設計ミスですね。でも、結果 的にはこのサイズがベストなのかもしれません。全体が違和感なく収まっています。と、思う。 下の衣装と着る人にもよると思いますが、胸までという形で作ることが前提なので、この状態の見 栄えが良いというのが正解だと考えます。 |
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〇2015年4月17日 顔の修正が終りました。
Mr.スーパーカラーつや消しのスプレーをつや消しとコーティングの意味で使っているが、吹 き方の問題なのか、つや消しになるときと半光沢になるときがある。そのどっちつかずがいい 方向に転ぶときがある。今回は顔もスーツも光ってしまい失敗しました。 そういうときは100%つや消しになるフラットベースを溶いて吹くのだが、ほんのちょっと多 いだけで白くなるから要注意です。今回ちょっと白くなってしまいました。目立ちませんが。 修正ポイントは、顔の本来光っているところを残し、テカリの無い部分をフラットベースで抑 えました。これで肌の質感が表現出来ました。 今のところ、これでいこうと思っていますが、髪の毛を着けてみて、違和感があれば直したい と思います。この画像を見ると、右眉の下を描き足して角度をちょいキツくするくらいかな。 |
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〇2015年4月18日 完成しました。 前回の続きの頭です。
悩んでいた髪型ですが、前髪は付けることにしました。まずは髪の毛全体を後に流します。 この頭は首から下は無いので、スーツに付いている状態でのみ存在します。なので隠れて見 えなくなる部分は作りません。本来なら襟足の毛を着け、髪をまとめているダンゴがありま す。
スーツを紹介するのに都合のいい絵として、この髪型にしました。 ちょっとバランスが悪く見えるかもしれませんが、本来なら、後ろにまわした髪がもう少し ボリュームを出すので、そのせいだと思います。 今回前髪は、生え際から立てて下におろす、うねりがチャレンジポイントでした。うねりは なんとか出来ましたが、生え際は改善の余地ありですね。森保まどかを作るために考えてい たものなので、その時までには改善案を考えて、うまいこと作りたいです。
ます。基本的にはスーツがメインなのだが、なまじ、人っぽい頭が着くと、純粋にそれだけを 見れなくなります。そういう意味で悪くないです。
こちらの雰囲気も悪くないです。クリアーパーツを着けるとガラっとイメージが変ると思い ますので、それがちょっと怖いですね。どうなるんでしょうか。試していません。 ここに写っているものは塗装の修正が終っているものです。ゴムの質感になってるかはわか りませんが、やるだけのことはやりました。あとは撮影で上手く写ることを期待します。 |