■ペーパービルド講座■

紙による工作を作例を通して紹介したいと思います。

今回作る物はオリジナルのSFマシーンで、大きさはかなり大きな物になります。小さな物であれば、今だとエポパテで作る方が楽です。

物を作る時には紙で作る事には拘りません。適材適所と自分の作りやすい作業方法を選択します。

軽い紙はその特性を生かして、重くなりがちな大きな工作に向いてます。そこに欠点の強度と表面の質感を変える処理をしていきます。

○2月11日(水)
まずは後部エンジンから作ります。

中央の円形に左の型紙をグルっと巻いた釣鐘型を作ります。
円柱形のものは下と上で円の直径が違います。

周りを囲む面の型紙を作ります。

コピー用紙を大体の大きさに切り、一旦丸めてクセをつけます。その後本体に巻きつけます。
上手く巻いても隙間が出来ますので、トントンと指で叩いて少しづつ押し込み隙間を無くします。

キレイに出来たところでテープで仮止めをします。

後は面に沿ってハサミで切っていきます。一気に切らないで、余分な部分を切り取ってから円周ラインを切り取ります。
筒状の時に中央線を何本か入れておくと後々便利です。

左が切ったコピー用紙を広げたもの。右は一周分の大きさに長さを調節したもの。
上で作った型紙を元に、ボール紙を切ります。実際にはボール紙の厚み分若干外周は長くなります。

切ったボール紙に、お湯を沸かし水蒸気を当てクセをつけます。丸い物を指で押し当てながらシゴいていきます。この時火傷に注意。

水蒸気で紙はしなりますが、濡れる事はありません。また湿気も20秒程度で飛んでしまい揮発効果でカチカチになります。
写真のものは上のボール紙をのりで接着した後、更に上質紙で一周分巻いてあります。
必要なパーツを型紙から作り、貼り付けていきます。

右端の写真のパーツは、後でパテを盛り曲面を作る為のものです。
これで形の把握が出来る様になりました。
続いてテールコーンをエポパテで作ります。

コピー用紙を台紙に、欲しい型のボール紙を貼りエポパテを敷き詰めます。

薄いので壊さないように型を剥がしていきます。
先端に固定して、皮一枚分残してか〜るいかみねんどを盛ります。

このかみねんどは100円ショップで売っているもので乾燥すると発泡スチロールの様になります。

中空と同じ効果を狙います。
大体の形が出来たら一度外して形を整形します。
噴射口の加工を端折ってしまいましたが、今までの様な感じで作ります。
更に面を延長させます。

ガイドになる仕切り板を並べたら、細長く切ったボール紙を斜めに貼り付けていきます。

ボール紙は丸いペン軸でシゴいて曲がり癖をつけています。

長さは余裕をもたせ長めにしてあります。
一周グルっと均等に貼ったら、空いた隙間に被るようにもう一周貼りつけます。

最初に貼ったガイドの仕切り板は、外側の厚みを計算に入れて、その分内側に寄せています。
余分な部分を切り取り、紙での作業は一旦終了です。

この後目止め処理をおこない、表面にパテを盛っていきます。
これからパテを盛るにあたり道具を作ってみました。頑丈に作ってあります。これで面を均等にしていきます。

表面はテープでコーティングしてあり、その上にもう一枚テープを貼っています。表面のテープが傷んだら張り替えられる仕組みになっています。

○2月19日(木)
まずエポパテで形作りです。まだ盛っただけで削っていません。

先に作った道具のおかげで、ムダなエポパテを使用せず、また作業の削減に繋がりました。
こちらのパーツも基本的には上のパーツと同じ手順で作ってます。
続いてのパーツは円盤です。

当初は回す気は無かったが、せっかくの大型モデルなので手動で回るようにしようという事で制作を進めていましたが、もしかしたら電動で回せるんじゃないかとホコリを被ったゴミを漁って丁度良いモーターを見つけたので決行する事にしました。
紙とモーターという、何ともミスマッチな感じですが、充分な強度で固定していますので、まったく問題はありません。
円盤の周りにフライホイールとしてのディテールを作っていきます。

ひたすら根気で作り続けます。自分との勝負です。

何度、デザインを楽な方へ修正しようと思ったか。
凹凸が複雑なので、一気に全体を作る事が出来ないので、4分割して更に段差ごとにパーツを分けました。

パーツの継ぎ目は、更にこの上に取り付けるパーツで隠します。

今のところこんな感じです。フライホイールは今回のものをベースに更に表面にメカを配置していきます。

○2月26日(木)
パンチと呼ばれる道具です。

主に革製品の穴あけに使用するものです。

先端の穴が鋭くなっていて、尻の部分をハンマーで叩いて穴をあけます。
穴の厚みを出す為に2枚重ねます。

穴がずれない様に同じ径のものを通して接着します。

充分のりが乾いたら余分な部分を切り取ります。
切り抜いた穴の淵は、のりやヤスリで綺麗に整えておきます。

更にもう一段小さい穴を貼り付け、余分なところを切ります。

最後に最初に切り抜いた円を裏に貼ります。
同じものを6個作りました。

フライホイールの周りに配置します。このディテールは設定上はライトになっています。光るギミックは仕込めないのでアルミテープを貼りこもうかと思っています。更にその上にプラレンズを付けることが出来ればベストです。

ひたすらディテールを継ぎ足していきます。まだまだこれからです。

デザインでは2種類の装置が6基づつ付いてます。ひとつの装置に左右同じパーツがあれば合計12個のパーツを作らなくてはなりません。それをひたすらやり続けます。

そんなこんなで、全く先に進みません。たぶん最近のモデラーさんなら、旋盤やキャストの複製、3Dツールなんかで作るんでしょうけど、100円ショップと文房具屋で材料を調達している私には夢のまた夢です。

今のところの状態です。

周のデザインとのバランスのこともありますので、フライホイールは置いておいて、船体部を作ろうかと思っています。

でも構造上底の部分のパテ処理を終わらせないと、その上が作れない様になっている。作業的には全く面白くない。

○3月5日(木)
ライト側面とその後方にディテールを追加しました。

側面とフライホイールの接地面は後でパテで滑らかにします。
いかにもキャストで複製といったものもチマチマ6個作ります。
先に作ったパーツとプラス後方のパーツを。これも6個作ります。
側面にバーを設置し後方にディテールを追加しました。

バーの細い部分には、強度アップの為、瞬着を染み込ませています。乾燥後表面をヤスリで整えて、その後に接着します。
フライホイールの2基ある装置の内1基はこれで完成です。

もうひとつの方も同じパーツを作り続けます。飽きます。

○3月12日(木)
フライホイール表面ディテールのもう1基の装置です。

白い型紙の様なデザインのものを2組6個計12個作ります。

型紙から切り出し曲がり癖を付けます。丸い棒状の物でしごきながら癖を付けます。
2枚張り合わせることで湾曲を固定します。

この様な状態で重ねる場合、上と下では長さが変わります。長さの計算は出来ないので余白を持たせてその場で長さを調節します。
引き続き厚みやディテールを増やしていきます。
続いて貼り合わせの線を消す作業です。

まずヤスリで表面を綺麗にします。ヤスリは荒めのものや鉄ヤスリなど硬めのものを使用します。

薄い上質紙を貼って表面を綺麗にします。
上からも貼り全体的に綺麗にします。

この作業は必ずしも全ての面にするわけではなく、合わせ目が目立つところに、後の作業の軽減化の為にします。
最後の部分はあまりに小さいので、一個一個現場合わせで作りました。

基本的には上の作業と同じです。
今回12個の同じパーツを作りました。形からいっても複製した方がいいと思いますが、12個ともなると逆に複製の手間がイラっとしそうだったので全部作る事にしました。

デザイン的には左の様になり、スライドして起動アクションを演出します。といってもギミックは今回無しなので展開状態で固定です。

○3月20日(金)
スライド板です。可動はしません。固定してしまいます。
下のメカ部です。ほとんどの部分が隠れてしまうので結構適当です。(完全に力尽きてます。)

スライド板は接着しません。表面処理をして塗装後最後に接着します。
今のところここまでにしておきます。これ以上のデザインやディテールが必要なのか本体とのバランスを見ないと分からないです。

デザイン画はイタズラ描き程度のものしかありません。計画性無しです。
パテを盛って面をなだらかにする等の処理をするのでもう少しイメージが変わると思います。

○3月27日(金)
船底と後部エンジンのパテ盛りです。

使ったのはウッドエポキシ。素材が紙だからということではなく、安くて量が多いので使ってます。

濃度は塗料のうすめ液で調節します。
パテはポリパテでも何でもかまいませんが、ペースト状のものはネチョネチョして表面を均すのが大変です。そこでティッシュペーパーを表面に貼り付けます。2枚重ねは1枚にして貼ります。

この状態で表面を均していき、貼ったまま乾燥させます。
乾燥後ティッシュを剥がしますが、完全に乾燥していないとパテごと剥がれてしまいます。

また上手く剥がれなくても、ティッシュにパテが染み込み一体化しているので、そのまま削るなりパテを盛るなりしても何も問題はありません。
ここからは普通の工程と同じです。パテを削りサフを吹きを繰り返します。

出来上がったものを見ると、普通バキュームフォームだよなとか思いましたが、あれはあれでの苦労があります。やったことないけどね。
大体こんな感じになっています。あとこれの1.5倍位長くなります。

○4月2日(木)
後部エンジンです。

写真は綺麗ですが、まだサフを吹いて削ってを繰り返して、形を整えている状態です。

先に進みたいので、次の作業に支障の無いところまででストップします。
作業の便宜上とメンテナンスのしやすさを考慮して、本体とエンジン部を取り外せるようにします。中央の部分に返しの板を貼りスライド式にします。

○4月8日(水)
先端部から側面にかけての面作りです。

結局これといった工作アイディアが思い浮かばず、エポパテで表面を作ることにしました。

極力エポパテを使用せず、なおかつ強度面、そして工作面を考えた制作方法を取ります。

目分量で紙を切り壁を作っていきます。今の状態で紙は3段重ねになっており、カチカチに硬くなっています。

最終的には埋めてしまうので結構いい加減に切り貼りしています。ただし常にパテ盛りを計算しながら進めていきます。

縁の部分はパテの面で終わるようにする為、斜めにスライスして瞬着を染み込ませた状態にしています。

今現在の状態です。やっと全体像が感じ取れるようになってきました。

横に飛び出している羽の様なものは、そこに当たる面の角度のガイドです。ディテールではありません。

○4月13日(月)
エポパテを盛るにあたり、キリのいいところまで作ります。

パテやサフ作業をした周辺は、紙工作が容易に出来ない状態になるので、作業手順を考えておく必要があります。
これで全体のシルエットが把握出来るようになりました。

デザイン的に縦長で横幅が無い為、小さく作ると迫力が無いと考えて大きく作りましたが、当初考えていたものよりチョット大きいですね。ひと回り位小さいとオモチャとして欲しい大きさです。

○4月17日(金)
エポパテで表面を覆っていきます。

ディテールを施す為にまず先端部をサフ仕上げ一歩手前まで仕上げます。
表面を削り整えたらディテールを作るための型紙をのりで貼り付けます。

この型紙は後で剥がします。
型紙に沿ってエポパテを盛ります。

引き続き後方も盛っていきます。

○4月22日(水)
前回の型紙を剥がしたところです。

貼った型紙に水を染みに込ませて取り除きます。お湯でやればより簡単に綺麗に取ることが出来ます。

サフがかかっていますが、後方のサフ処理したものがかかっただけなので、表面処理は行っていません。
後方の表面処理です。

表面を整える為にひたすら微調整の繰り返しです。

最後の写真はマスキングテープです。まだ工作をするので保護しています。

まだ完全には処理は終わっていませんが次の工作に移りたいと思います。

小さなキズや歪みが何度やっても整えることが出来ず表面処理地獄に落ちた場合、一番いいのは放って置くことです。イライラは最大の敵です。何もいいことはありません。

また、サフも乾いている様に見えて、内部の方では半乾燥だったりするので、2,3日すると変わっているかもしれません。作業状態は完全に好転しているはずです。気持ちも含めて。

今後船体上部を作りバランスを見て下部のパーツを作っていきます。

今回の船体下部パーツはいい感じになりました。昔子供のころ、プラモデルの箱を開けた時にこんなパーツが入っていると、これを使えば何かカッコイイSFメカが出来そうだとワクワクしたのを思い出しました。

これは船体の一番てっぺんの部分の制作です。

エポパテで作る為、紙で型紙を作ります。立体を全てひっくり返して作ってあります。

この壁面にエポパテを練り込んでいきます。

○4月24日(金)
前回のものに天井の一部を付け足して作業開始。

爪楊枝等を使って隙間が出来ないようにエポパテを敷き詰めます。

乾燥後次の作業をし易い状態に型を加工します。
底に穴を開け、天井の加工が出来るようにします。

天井は湾曲しているため少しずつ壁を作っていきます。
乾燥と湾曲具合を確認しながら、順々に壁を作っていきます。
作業終了、こんな感じになります。

後はじっくり乾燥させます。形が歪まないように気をつけます。
型紙を洗い流したものです。

このパーツを更に加工していきます。

○4月27日(月)
先端ノーズ部です。

上と同じくエポパテで作ります。

まず、船底部の時の作り方と同じ要領で湾曲した面を作っていきます。
今回はエポパテを盛るのではなく、型紙として使います。

一度立体を組み立てた後、裏側から中身を剥がしていきます。

剥がした跡や接着面等をのりで綺麗に整えます。その後エポパテを壁面にのばしていきます。
片側が終り乾燥したら、今度はもう片方を壊してエポパテを盛っていきます。

充分に乾燥させたら水に浸し型紙を壊していきます。
※今回やっと分かりました。型紙を水で壊した後にエポパテにこびり付いた紙を取る方法が。

今まで水に浸したり、お湯の方が取りやすいなど色々書いてきましたが、型紙の型面にのりを塗り乾燥させ、その後エポパテを盛ることで、水で簡単に剥がせることが分かりました。なお、直にエポパテを盛り、張り付いた紙を取るには、爪楊枝を寝かせて腹を使ってキュッキュキュッキュとやると取れます。
出来上がったものに木の葉のような線が入ってますが、これはバリなので削って表面を均せばいいだけです。パテを盛って消す必要はありません。
○4月30日(木)
引き続き繋がる側面を作ります。

今回も前回と同じ作り方です。

まずは面の計算をして型紙作りです。
型の強度と面の湾曲を固定化するために、角度を変えて短冊状のものを貼り付けます。

その後余分な部分をカットします。
強度の確保が出来たらエポパテを盛るため、邪魔な部分を取り除きます。

エポパテを盛る前に内側をのり等で綺麗に整えておきます。
仕上がった型紙にエポパテを敷き詰めていきます。

今回薄いエポパテの強度のために更にペースト状のエポパテを盛りました。
完全に乾燥したら型を水に浸し型紙を壊します。

この時点で綺麗にしておく部分を整形しておきます。
出来たパーツを本体に接着し隙間をエポパテで埋めます。

まだ工作をおこないますので表面処理は後にします。

○5月6日(水)

今回は船体上部コクピット周りです。今回のものはこれまでやってきた型紙作りとエポパテのテクニックの総動員です。

まずは大きな流れになる釣鐘のドームを作ります。とても大きなものなので、充分な強度を得るためボール紙を3枚重ねにします。これで内側の支えが無くなっても大丈夫です。カチカチになってます。

表に完成予想図を描いておくと裏側を作る際想像し易いです。使うのは裏側ですがこれから作るものは総て立体を裏返しにしたものになりますから。

きっちり寸法を合わせるところはしっかり描きますが、他は大体な感じでいいと思います。この面自体が実際に作業する裏面と寸法が違いますので。

まずは先端のディテール工作です。

作業に必要な部分を解体して内側の面を綺麗に整えます。

側面の凹ディテールを凸で作っていきます。等間隔とラインを合わせる為にガイドを作り型紙を貼ります。

空気取り入れ口のような窪みを作ります。平たい紙を徐々に薄くするやり方です。形によって多少違いますが基本的なものを説明します。

まず欲しい形よりひと回り大きく紙を切ります。ここから薄くしたいというところに薄っすら切れ込みを入れます。

そこからカッターの刃を写真のようにして削っていきます。最初に切れ込みから一皮剥いでしまうと簡単に出来ますが精度的なことを気にするなら地道に削ります。その後ヤスリで面を整えます。

今回はボール紙2枚分の厚みが欲しかったので2枚を張り合わせます。

余分な部分を切り取り欲しい形にします。この後角度調節のため更に削り込みヤスリで仕上げます。

次の作業場の確保のため更に型を解体します。

続いてコクピットの窓です。中央に描いたものを立体を裏返しにして作ります。

型が出来たところからパテを盛っていきます。その方が型紙の型崩れ防止にもなります。
引き続き他のディテールも追加していきます。

窓の部分が白く抜けていますがこれはクリアパーツを付けるための抜きです。コクピット内部までは作りませんがスモークグラスにはしたいと思います。
前に作って置いたパーツを加工して型に貼り付けます。

その後新たな型を作りエポパテで一体化させます。
これで今回の作業は終了です。

ポイントとしては、これだけ一気に作ってしまうと、型紙の段階で作るものと、型紙を壊して完成したパーツに後から作って付けるものなのかのジャッジが難しいです。総ての立体を裏側にして作る訳ですから。もちろんこれは最大限の効率化を図ったやり方なので上手くいっていなければ修正すればいいだけの話です。泣く泣くね。
想像以上に上手くいきました。

切って貼って削っての繰り返しの末この形にもっていくなら、これはかなり効率的です。
光に当てて裏から見ればエポパテの薄いところが一目瞭然です。

気になるところは補強します。
ただ乗せただけの状態ですがこんな感じになります。
この先まったくのノープランなので困ってます。考えてあるところから始めるべきか?作りながらアイデア出しをしていくか?

○5月11日(月)
コクピット上部のディテールです。

型紙を作りエポパテを押し当て制作します。

出来たパーツを一旦のりで固定します。

次にその後ろ側を作りますが、型紙が作れない場合は“かーるいかみねんど”(100円ショップ購入)で、同じ中空の状態にします。

かーるいかみねんどは購入時のものは水分が含まれ過ぎていて柔らか過ぎます。また乾燥するのに1日以上の時間が掛かります。

使い易くするために袋を開封して放置します。水分を飛ばし生乾きでもいいですが、出来れば完全に乾燥した状態にするのが望ましいです。

乾燥したブロックは発泡スチロールのような感じになります。これを使いたい量を砕いて水道でひと流しして手でこねてください。元のねんど状態に戻ります。この状態であればすぐに乾燥します。

形を整えている時に乾いてしまったら整えたい部分に指、ヘラ、デザインナイフの刃に水を付け、作業部分に当てて柔らかくします。

話を元に戻します。かみねんどはエポパテの皮分を引き一回り小さく作ります。

エポパテ成形後に取り外せるようにするため本体との接地面にのりを塗っておきます。

中空の目的が軽量化ならばかみねんどはそのままにします。重さはまったくありませんし強度の確保にもなります。

中空の状態にしたいのならば、乾燥したかみねんどに水を含ませ中身を取り出します。

次のパーツはコクピット上部の踊り場です。

これも型紙を作り制作します。
続いて上部ハッチです。

小さくて扱いづらいので作業のための棒を付けて制作します。
今回のパーツは全て接着はしていませんので取り外して個々に形を整えます。

○5月21日(木)
船体サイドの製作です。

ここでも型紙を作りエポパテで制作します。

ただの板でもエポパテで作るのは、実はプラ
板を持っていないからです。

見た目にかなりエポパテが薄いですが、強度的に問題はありません。

続いてサイドからの船体表面です。

一面ではありますが微妙な湾曲をしています。いつものボール紙ではなく薄い上質紙を使います。

接地面とすり合わせながら、いつものように短冊状に切ったボール紙で形を固定化します。

入れたいディテールを表面に描いておきます。

表面を構成するディテールを個別に作っていきます。

かーるいかみねんどで型を作り制作します。
新たに作った型紙にディテールを施し、先にエポパテで覆ってしまいます。

このパーツは奥まっていて手が届かない所を、前もって処理して置くために作ります。
エポパテで埋めていきます。
エポパテが乾燥したら型紙に水を含ませ剥がします。
最初に作った型紙をのりで固定、改めて使用します。

半ドーム状のパーツも定位置に固定します。

その後必要な部分をエポパテで埋めていきます。
エポパテ乾燥後に型紙を剥がしたものです。
今現在の状態です。
コクピット部はまだ接着していません。上に載せているだけです。

○5月27日(水)
フライホイール周辺の制作です。

製作工程をはしょっていますが上の型紙工作と同じです。
後方リア部分は、今の部分を通り越して半球ドームを取り付けます。現在は強度確保の為繋げてあります。

最後の写真はかーるいかみねんどで芯を作りエポパテを盛ったもの。素材の節約にもなります。
現在の状態です。

この状態での重さは驚くほど軽いです。エポパテとはいえ表面の“がわ”のみで出来ていますから。

おそらく船底の部分と同じく、紙とエポパテで作れば、それなりに重さは感じたでしょう。

今は底の部分を外していますが、底を付けると一気に重く感じます。それが底に付いてるモーター一個分からくるものですから、それ以外の総重量がいかに軽いかということです。

○5月28日(木)
簡易的なドームの作り方です。

一回り大きなサイズに上質紙を切り、周りに適当に切れ込みを入れます。

この位のサイズであれば後で仕上がったものを微調整をする前提で、大体の形に作れれば良しとします。

型紙はいつものように短冊を貼りこみ形を固定します。
型紙は最初からこの状態に至るまで、常にのりを塗り金属性のヘラで表面を均していきます。グリグリ力を入れ曲がり癖を付けていきます。

出来上がった型紙に、付けられるディテールは先に付けておきます。

内側にエポパテを盛り、乾燥後に型を解体します。
続いて仕上がったパーツを複製します。

原型に剥離剤としてメンタム(の類)を塗り、かーるいかみねんどで覆います。隙間が出来ないように注意します。

かみねんどが乾燥したらゆっくり剥がします。後はエポパテを隙間が出来無いように盛ります。
最終的に写真の様な形にしたいので、切り捨てる部分にはエポパテを盛りません。

その後目指す形に成形していきます。
仕上がったパーツを本体に付けますが、作業の便宜上後で取り付けられるようにする為、定位置を固定する為のガイドを作ります。

写真に紙が挟んでありますが、これは感熱紙です。ようはレシートです。盛ったエポパテを伸ばしたり、押し当て平らにする時等、指や板にエポパテがくっ付いて困ります。そんな作業をこのレシートでやれば全て問題解決です。これもある意味“紙の造型”なので後で解説したいと思います。
この後、上にフタを作ります。

○6月2日(火)
中央パーツと本体との間にレシートを挟み、エポパテのくっ付きを防ぎます。

中空にするためかーるいかみねんどを中に詰めます。後方もこの後かみねんどを詰めて、エポパテの使用量を減らしています。

その後ディテールを徐々に増やしていきます。
これ以上のディテールは、この先全体とのバランスを見て検討したいと思います。

球体のドームを作ります。

作業ベースを作り、ガイドを中央にテープで固定します。

ある程度手でこねて形をつくりながら、ガイドをワイパーのように動かして中の面を整えていきます。
形が出来たらガイドを増やして型崩れを防ぎます。

今回はペースト状のエポパテを使用しました。
結果から言って今回のエポパテは失敗しました。

6年以上も前の半分使いかけのエポパテで、強烈な腐敗臭を発しているものを誤魔化しながら使っていましたが、失敗しましたね。

てことで、今度はこれをペースに型作りです。
そのまま使うにはムリがありますが、型を取る分には使えましたので、本体に固定してかーるいかみねんどで型を作ります。

エポパテを使用する前に剥離剤としてメンタム(の類)を塗ります。本体の方にメンタムが付かないように注意します。
型が崩れないようにガイドをかませ、エポパテで形を固定させながら徐々に埋めていきます。
型を外せる位にエポパテは固まりましたが、まだ柔らかく、完全に乾燥するまでガイドを瞬間接着剤で固定し型崩れを防ぎます。
現在の状態です。

○6月12日(金)
後部エンジン周りです。

ここは直に型紙でのエポパテ制作が出来ないので、一度別個にパーツを作ります。
型紙から作ったパーツです。ペラペラなので強度を上げるため充分に乾燥させます。

その後瞬着で本体に接着します。
作った前パーツを基にいつもの型紙によるエポパテ制作で延長します。
先に作って置いたパーツとからめます。

まだ接着はしませんので仮固定出来るようにします。表面のレシートはエポパテが付かないようにするためです。
徐々に型紙を増やしていきます。
型紙が作りずらかったのでかーるいかみねんどでガイドを作ります。
一通り出来たので型を解体します。

こびり付いたかみねんどは要らなくなったハブラシに水を付け擦って落とします。
中央の穴に湾曲の凹みを作ります。

ドーム状のものは、どうしても隅の角度等が雑になるので、一回り大きく作ります。
二段目の凹みも作りここは終了です。

更にこの上部にパーツを作っていきます。

○6月18日(木)
後部エンジン周りです。
デザインを変更したため、苦労した半球が一部だけになってしまいました。

外枠を固めて型紙が使えるようにします。

作業スペースが狭いですが爪楊枝等でエポパテを詰めます。
上部は本体と一体化していますが、下の部分はまだ外せるようにしてあります。
ボール紙でベースを作りのりで貼り付けます。

形の決まっているものを配置していきます。

かーるいかみねんどでエポパテの使用量を節約します。
エポパテを盛り乾燥したら、型紙に水を染み込ませ剥がします。

本体から剥がす前に形を整えます。
ベースに水を含ませ本体から剥がします。裏表よく乾燥させます。

乾燥後更に形を整え接着します。

○7月1日(水)
後部エンジン周りの制作です。

エポパテで表面を作ります。

ガイドになる輪と、間を稼ぐためかーるいかみねんどを盛ります。
最初に作った工具を曲面の削りに使い続けてきましたが、未だにしっかり使えます。

今回はエポパテ用に感熱紙(レシート)を両面テープで貼ってます。
かーるいかみねんどを延長、エポパテの盛り、余分なかみねんどの切り取り、エポパテの盛り・・・を繰り返し目的の状態までもっていきます。

固まったかみねんどは表面に水を塗り形を整えます。切断はカッターの刃に水を付けながら徐々に切り込みをいれていきます。
今となっては珍しいボール紙そのものを面として使います。
こちらはいつもの定番、型紙によるエポパテ盛りです。
大体の形が見えてきた感じです。

まだ各パーツは取り外せる状態です。

○7月16日(木)
今回のパーツは後部ランディングギア格納部です。

必要な型紙を用意します。
かーるいかみねんどを盛り、間を稼いで、順々にエポパテを盛っていきます。
かーるいかみねんどは乾燥時、水分の蒸発とともに収縮します。2枚目と3枚目がそれです。色々な場面で使用時に注意しなければなりません。
エンジン部との接地面のすり合わせをおこないます。

これで上下のパーツの工作は終わりました。必要の無くなった型紙は水を含ませ取り除きます。
出来上がった上下パーツを接着します。
続いては前部ランディングギア格納部です。

まずは中心になる板をエポパテで制作し、その後上下にそれぞれのパーツを作っていきます。

今回の型紙は瞬着で一部を固定して、エポパテを貼りながら型紙を本体に固定していきます。(ここは100%プラ板でいいですね。エポパテが勿体無いです。)
エポパテだけでは強度に不安があったのでボール紙とペーストパテで補強しました。

ここに関してはデザイン含め全くの見切り発車でしたので、工作の計画が出来てません。行き当たりばったりです。
パーツを追加していきます。

未だに考えがまとまりません。

○7月29日(水)

戦闘機の燃料タンクのような形を作ります。

かーるいかみねんどで複製します。最後の写真を見てもらうと分かりますが、右端の原型に比べ複製品が微妙に小さいです。かみねんどの水分が抜け収縮するためです。今回は面倒くさいのでこのまま使ってしまいます。

デザインに近いパーツを探していたら、コマンドウルフの腿のパーツがいい感じだったので、なんとか利用してみました。

メンタムを塗りエポパテで型取りして更に追加加工を施します。
支柱になるパーツをボール紙をベースにかーるいかみねんどで制作。

この原型作りは、自分が今まで使った素材では“インダストリアルクレイ”という粘土が一番いいです。硬さとシャープなエッジが作り出せ、かーるいかみねんどの圧力にも耐えられると思います。(都心に出る予定がないため今は手元にありません。)
更にディテールを追加します。

相変わらずプラ板を持っていないので、最後のパーツのようなものも自作します。
コクピット脇のディテールです。
更にディテールを追加したものです。

一番上の段は本体に馴染ませます。
現在の状態です。

○8月4日(火)
サイドのメカ部分の制作です。

同じ形のものが左右4個づつ必要なのでかーるいかみねんどで複製します。

型取りを何回もするため原型には瞬着を染み込ませ強度を増しています。

出来上がったものを並べ更に延長します。
かーるいかみねんどで作ったものを複製します。

かーるいかみねんどでこのような形を作るのはかなり大変です。特性を理解していないとかなり難しいです。
ガイドになる型紙を貼り付けエポパテを盛っていきます。
先端部への流れを作るカバーです。

この部分とギザギザ部分は、下半分はまだ作っていません。
このメカ部は今後全体とのバランスを見て、ディテールを増やすかどうか考えます。

○8月12日(水)

前部ランディングギア格納部の底ブタです。いつものように型紙とエポパテです。

接着した状態です。
昔からランディングギアは何処からともなく出現するものと相場は決まっていました。この機体もそう考えていました。

ですが、デザインをするにあたって出した条件の中に、着陸をするというものが付け加えられ、急遽デザインを考えました。

しかしこれでも、地面まで届く脚が格納出来るスペースにならず、仕方なく新たなデザインを考え中です。

○8月22(土)
前回上手く出来なかった着陸脚格納部です。

今回もボール紙で型紙作りです。

何回かに分けて型紙を追加していき、目指す形にしていきます。
全方面の接地面を追加しました。
左の原型は紙とかみねんどです。

かーるいかみねんどで型を作り複製します。
これで地面にまで届くランディングギアが収納出来ます。

○9月5日(土)
船底後部のパーツを作ります。

コマンドウルフの腿パーツに欲しいディテールがあったので、かーるいかみねんどで複製します。4個分取ります。
出来たパーツを2個一組で板状にします。

更に型紙を作りディテールを増やしていきます。(型紙の画像を撮り損ねました)
次に側面を作ります。やはり只の板であればプラ板で作った方が効率いいです。ただエポパテ同士の相性の良さ、工作の運び易さというのは確実にあります。

更にディテールの入った型紙を追加します。
今回からペースト状のエポパテを使ってみます。

前回まで使用していた物は、既に使用期限がかなり過ぎたもので、全く用をなさないものを無理矢理使っていたものです。

乾燥時間が長いのが難ですが、量を気にせず使えるのはありがたい。アルテコ(だっけ?)なんかは専門店行かないと手に入らないんだよね。
続いても後方のパーツです。

レシートを貼り取り外せるようにします。

平らな板をエポパテで作るのは不毛な感じがします。
奥の方へのエポパテ盛りが難しいため、徐々に延長していきます。
レシートに水を含ませ作ったパーツを取り外します。

これだけ多方面にパーツが張り付いていると、剥がすのは容易ではありません。根気と慎重さが要求されます。
次のパーツのためにフタをします。
続きです。

中央を堺に両面にパテを盛ります。今回はムクなのでペースト状のものを使いました。
水を含ませて中央を分断します。

ディテールを入れ貼り合わせます。
先に作ったパーツに接着して形を整えます。

○9月13日(日)
フライホイールからの流れのメカ部です。

かーるいかみねんどを直接盛って形を作ります。

表面とその周りにメンタムを塗り、その上にかーるいかみねんどを盛っていきます。

乾燥後慎重に剥がして型の出来上がりです。
仕上がった型に、更にディテールの型紙を作っていきます。

細かいところをエポパテで、大面積をペースト状のもので覆っていきます。
出来上がったものを基に加工をして、欲しい形に仕上げます。
置いてみた感じはこうなります。
続いてもディテールの追加です。

一回目で土台を、二回目で細かい部分を作っていきます。
これ以上のディテールは全体とのバランスを見て後で作ります。

○9月16日(水)
後部エンジンの横に付くディテールです。

紙で原型を作り、表面にメンタムを塗り、かーるいかみねんどで型を取ります。今回はペースト状のエポパテで複製しました。
出来上がったものに更に面を追加していきます。
本体側にもつながるディテールを作ります。
置いただけですがこんな感じになります。
更にディテールを増やすかは、他とのバランスを見てします。

○9月23日(水)
フライホイール側面の壁を半円状に窪ませます。

型紙を貼り付け、これをガイドに切り込みを入れます。

切ったあとに型紙を貼り、裏からペースト状のエポパテで覆います。

型紙に水を含ませ剥がします。
こちらもフライホイール側面の壁です。

こちらは紙オンリーです。

上質紙とボール紙で作ります。
上質紙2枚の貼り合わせです。
こちらも壁面作りです。

ディテールの入った型紙にエポパテを盛り、一旦乾燥させます。
乾燥したエポパテを型紙ごと本体にのりで貼り付けます。

本体の紙製の部分にのりを付けてしまうと紙と紙が接着してしまうので注意します。

本体との接着にエポパテを盛り一体化させます。
こちらの壁面は型紙の内側にパテを盛らないといけません。

型紙にパテを盛るラインを描き、パテを盛った直後に作業に入ります。
盛ったばかりのエポパテで、まだ触ればベタっと付く状態のものを、本体に密接させます。

この状態で前後にゆっくり動かし本体に密着させます。

この時隙間からエポパテがはみ出してきますので、乾く前に取り除きます。

後は上手くいっていることを天に祈るだけです。
先程の壁面に付けるディテールです。

上質紙とボール紙で層を作って作ります。
今回作った場所はフライホイールの側面で本体の内側部分です。

ほとんど隙間しか見えないので細かなディテールは施しません。

さて、今回の工作で一応全ての部品は作り終えました。

後は本体仕上げに向けての微調整です。やっと折り返しといったところです。

部品の再チェック、ディテールの付け足し、スジ彫り、表面処理等まだまだあります。地味です。イヤです。やりたくないです。

10月3日(土)
先端部のディテールを追加します。
各部の微調整をしていきます。

コクピット脇の丸い窪み、脇のギザギザしたところ、その後方の窪み、に細かいディテールを入れるのだが、今のところ全体とのバランスが掴めずにいる。