太田夢莉×チョコミント
oota yuuri × choco mint




太田夢莉 『チョコミント』













■制作日記

〇2017年11月23日
太田夢莉

NMB48の太田夢莉さんです。

今回は、いつもやろうと思っていて、いつもダメになっていた、イラスト的な表現をしようと思って始めました。
デッサン的に描いたものに水彩でサっと着色したものの延長線上にあるイメージです。
これをいつもの画風とは別に簡易的に描けるものと考えて、どうにか出来ないものかと常に考えていました。

人の顔は、実写で可愛い、綺麗と思ったその感覚を、イラスト (風) で表現するのはかなり難しいです。
お澄まし顔ならまだしも、笑った時の表情などは、ホウレイ線や歯など、表情を描けば、たちまち可愛さなどは吹っ飛びます。

このハードルを超えるためには、実写がまず描けないとダメだという結論に辿りつきました。
その実写からの引き算でもって、イラスト風に再変換するという考え方です。

今現在の、ここまでの工程は一緒です。ここら辺からイラスト風に寄せていきたいと思います。
失敗したらいつもの画風に戻したいと思います。(戻せるかな、たぶん戻せないと思う)


〇2017年11月26日
顔の続きです。


イラスト風にする時の描く描かないの引き算を考えると、結局全部描くことになってしまいました。
口の中だけは、シルエット的な描き込みに抑えようと思っています。

何かこの調子だと、いつものように最後まで描いた方がいいような気がしますが、新たなスタイルを開拓することは、思考力を停滞化させないためのものなので、ムリにでも進めてみようと思います。

たとえ失敗しても、その過程で何か見つかるものが必ずあります。

イラスト風といっているが、正直イメージは漠然としています。
リンカク線を描き、影になる部分だけ色を着けていく・・・的な感じです。
アート的な感じにもなるのかな。

とにかく、この先は試行錯誤です。どうなるかまったくわからない。


〇2017年11月26
試行錯誤中。

頭の中でシュミレーションしていたものを実際にやってみました。
どうなるか試してみただけなので、雑な処理をしています。以外に
その雑さが水彩感を出している気がします。
大体イメージしていたものに近く、悪くないです。

ところがです。この一見簡易的に見える表現が、かなり手間の掛かっている作業というのはいかがなものなのか。
作業がまだ慣れていないからなのかもしれないが、結構な工程をふんでいます。

ただここまでは大変だが、ここから先は雑な絵でも大丈夫というのがあります。

全部が実写を前提に描けば、髪の毛も身体も実写として描かなければなりません。顔ほど気を使わなくていいとはいえ、参考にするための資料は絶対に必要になります。想像で描くには限界があります。(それっぽく描けるのとそれそのものの違いは大きい) その資料集めは、やる気を削ぐには十分過ぎる手間です。(一日掛かり)

今回のパターンなら想像で描いても、それっぽくリアルな画風でさえあれば違和感はありません。(ないと思うけど) 実写である必要はないと思う。

と、頭の中でシュミレーションをしていますが、これも実際描いてみないとわかりません。


〇2017年11月30日
髪の毛を描きました。

前回の顔をちょっと手直して、髪の毛をシルエット状態で乗せてみました。

大分いいと思います。思った以上にリンカク線効果は大きいです。

今までの立体表現のみの場合、シルエットのみの髪や服を乗せると立体物との差の違和感が大きく、イラスト的 (マンガ的 ?) な処理が一切出来ませんでした。

リンカク線使用でのこの髪の状態なら、いつものように立体的な表現もいけるし、このままシルエットやドット模様を入れたマンガ的な表現も可能で、色々表現の幅が広がります。

髪の毛をどう表現するかは一旦置いといて、この調子で身体の方にいきます。
今のところ4択です。服を描くか、水着を描くか、宇宙服を描くか、SFスーツを着せるか、です。
今回のモデルの太田夢莉さんは、宇宙を夢みる少女です。 (今でも真顔で答えるかはわからない) なのでJaxaの宇宙服を着せてやりたい。
服は普通に。水着は、そりゃ描くならね、で。SFスーツは、ここのところ全くSFから身を引いてるから、久しぶりにやりたいかなということです。

ちなみに今回の夢莉さんも髪型をいじってみました。バッサリ、ショートです。
色々脳内シュミレーションをした結果、ホホに髪を被せない状態の両耳隠しがベストだと思う。前髪はまだ判断しかねています。
でも、この耳が凄い特徴的なんです。この耳を見せないのは勿体ないです。ということで今回は耳出しバージョンでいきました。


〇2017年12月6日
身体を描きました。


色々考えてパターンを試してみましたが、結局水着にしました。

いつものようにモデルの太田夢莉さん由来のネタを考えましたが、まだ太田夢莉歴が浅いので、いくつか上がったネタを採用していいのか、いまいち確信が持てませんでした。
チョコミントだけは確信が持てたので全体の仕上げはチョコミントをテーマに作っていこうと思います。

もともと今回の目的は新しい画風作りなので、そのことを一番に考えるようにしました。だからといってそれが水着なのかというと ? なのですが。
今回のものは水着で完成させますが、次回はこの絵を使ってSFスーツを着せようと思ってます。まあ、そのための水着ですね。

結局身体はしっかり描いてしまいましたが、この先顔と同じような処理をします。
最終的にイラストチックな仕上げにして、方向性を確認したいと思います。そこから逆算して作業の手順や簡素化を考えたいと思います。今は手探り状態での作業です。


〇2017年12月10日
基本的なところまでが出来ました。


一応、当初考えていたかたちにまではもってこれました。

前回の身体を顔と同じリンカク線の処理と、明るい部分と影の濃い部分をわけて処理をしました。
顔は髪の毛が作る影を描き足し、口の中を描きました。
口の中は最初、上の歯、下の歯、奥の影を描いてありました。ぼかした状態で描けば大丈夫だろうと考えていましたが、やはり、顔全てを実写的リアルに処理しなければ全然おさまりが悪くダメでした。バランスを取るために、かなりぼかして誤魔化しました。

この、イラストにした時にカワイさを表現するのに邪魔なパーツ。今回は無いですがホウレイ線もキツそうですね。鼻は穴ととその周りの影だけではなく、鼻の存在を実際の明暗に関わらず残すことで回避できそうです。

さて、ここまでが始める前に頭の中でシュミレーションしていたものです。何とかここまで表現できました。次はここからどう発展させるかです。髪の毛を立体的な処理をしてもいいのですが、これはベタのシルエットとして使用します。水着もベタのシルエットにします。


〇2017年12月12日
背景を描きます。

今回のテーマはチョコミントです。ということでチョコミントパフェ仕様にします。

まずは必要な素材、長いスプーン、チョコプレート、ウエハース、ゼリー、ミントの葉です。
チョコミントアイスは夢莉さん自身になってもらいます。水着をチョコミント柄にします。
髪の毛もチョコミント柄にしようと思いましたが、グリーンに色をかえたら違和感が凄かったので、チョコをベースにミント感というイメージにしようかと思う。考え中です。



パフェのグラスは無色の透明です。上のものは加工前のシルエットです。


とにかくポップな仕上がりを目指します。と始めて、パフェアイテムをイラストチックに仕上げようと描き始めたら・・・難しい。上手くできなくてこうなりました。
簡略化するものの、ほんのちょっとの質感を足すとリアルになってしまう。ゼリーだけはゼリー感を出すためにちょっと手を入れすぎましたが、他は簡単な作業しかしていません。
目的と違いますが絵としての違和感はないので良しとします。

一応この先は、全体に太いリンカク線で囲ってドット柄を散らす予定なので、そこでどれだけポップ感を出せるかですね。

上の2つを見るとパフェのグラスはいらないかなとも思う。左でも十分パフェ感はある。
この絵のアイデアの分岐ポイントは、男子のエロ感か、女子のエッチ感のどちらに寄せるかです。
男のエロの場合、とことん下品でなければならない。大好物ではあるものの自分のイラスト制作ではそこはオミットしている。
パフェの中に女の子がいる。(意味はあえて書きません) このテーマで女子がイラストを描けばかわいいエロスになっても、男が興奮するエロにはならない。
リアル描写をやる以上、他との差別化も含めて、この女子センスは必要だと思ってます。女子が描く絵にするのではなく、独自性を生み出すためです。


〇2017年12月14日
全体のイメージです。

こんな感じになります。
目標のポップ感は出せたと思いますので、ほぼこのまま進めたいと思います。

あとは、髪の毛とパフェグラスを描いて、全体の調整をすれば終り (?) です。

手に持っているミントの葉は、頭に髪飾りとして着ける案もあったのですが、これはダメだろう (笑) と思うほど、萌え要素が高くなりやめました。
煩悩まる出しです。

今の状態でするなら、頭と手の両方にミントの葉ですね。
頭だけにすると、右側にも何か置かなくてはならなくなります。
左側のアイテムの移動は難しいですね。反転させれば出来ますが、配置のバランス取りが難しそうです。

やりませんが。
上の絵でわからない、このグリーンのドット。
点の大きさ、点と点の間隔、何個も作り直しました。

間隔が大きく点が小さいほど (またはその真逆)、オシャレ感が増すものの、ほとんど認識できなくなるという問題。

点に薄い濃いリンカクを囲えば小さな点でもハッキリするものの、ポップ感は半減する。

ここらへんが妥協点です。


〇2017年12月15日
更に進める。


今回は髪の毛と横のカンバンです。tの上にミントの葉をプラスとyuuriの字の間隔を広げました。

髪の毛はあくまでイメージであり、こういう染まり方をしているわけではないです。不自然にならならないようにミント色を乗せていったらこうなりました。
いつものように立体と毛を一本一本描けば、グリーンの髪の毛でも見れるようになりそうだけど。まあ、夢莉さんではなくなるでしょうけど。


〇2017年12月16日
完成です。

一応完成です。アップするまでの間に何か気になるところが見つかれば直していきます。(現時点で何点か気がついたので直します)

今回の新しい、イラストチックな画風、という目的は達成できたと思います。
まずはここを出発点にして、色々やってみたいと思います。

今回は、結果的に意図しないリアルなものがかなり混ざりましたが、それも味となったりして面白いものが出来たと思います。ここらへんは独自性になると思います。

リアルなものも、完全にリアルにしきらなくてもいいのもありがたいです。描けるかどうかわからないものを気楽に挑戦できるのが嬉しいです。

今回は手探りで描きましたが、今後は作業の簡略化と効率化が課題ですね。
髪の毛の処理はアニメやマンガで見られるようなカゲと光を入れてみました。

日本人にとって馴染みの表現になり、画風に入いりこみやすいと思います。

正直、万人 (日本人) に向けた落としどころはここらあたりだと思います。マンガ文化の国ですからね。

一応これで、リンカク線を描かず、立体感のみで描くものと、イラストチックに描く2パターンができました。

今後は目的に合わせて使い分けしたいと思います。