番外編 第3弾
突発企画
ダイヤブロックでレイズナーをつくってみよう!
完成品詳細編

○全身
今回のレイズナーは、頭部の大きな大河原設定書版のものをイメージの中心にそえて制作してます。
大きさは頭部のアンテナ最頂部で29.5センチあります。
元デザインでの赤いフィン部分は、側面の面に白やグレーのシールを巻くことでより
設定のイメージに近づけることが出来ます。

○頭部
キャノピーに入っているラインは塗装によるもの。本来なら更にパーツの分けになる部分に
黒いラインが入るのだが、何かここだけリアルになりそうだったので今のところパスしてます。
コクピットの中にはエイジくんも乗せられますが、カツラを着けると上部が引っかかってしまい
キャノピーが閉まりません。肌色の顔自体にヘルメットの塗装をすればOKだと思います。
後頭部にある黒いパーツは、ものがあればクリアーグーリンです。
結局見送ったコクピット内の目はシールが妥当かな、あと耳の円もシールで欲しいところ。
今回はそこまでは手が回らず。

○胴体
当然設定書どおり出来るわけはないので、いかにイメージを抽出しブロックデザインに
置き換えるかがポイント。
ロボットに置けるえり周りは、デザイン上もっとも目に付く頭部と込みでイメージとして捉えられる
ものなので、ベストを導くのにかなり苦労をしました。
逆にいえば、頭部とえり周りが上手く出来れば、ほぼ8割9割成功したといっても過言ではありません。
残りはおまけみたいなものです。
今回のレイズナーのえりは、全くといっていいほど再現出来ませんでした。そこでなるべく、
雰囲気の似る形状を目指して制作しました。
そして今回ぜひこだわってみたかったところがあります。
設定書で腹部に相当する白い部分は、よく見ると若干前にせり出して描かれています。
これがデッサンの狂いではなく意図的になされたものであれば、これはボトムズのような
腹部に見せかけたボックス、コンテナ、タンクのたぐいと思われます。
そしてわき腹にバーニアノズル。このノズルもわき腹にノズル部が付いているのではなく、
ノズルエンジン部がその配置から、わき腹のように見せかけているものである。
こういうデザイナーが今回これがやりたかったんだよというところが伝わると、こちらもがぜん
テンションが上がります。レイズナーはここ以外にもこういったものの宝庫なのです。
わき腹ノズルは見てのとおりですが、(メイキングの製作過程では間にある動力パイプを再現してものも
あります。)腹部ボックスは、これがボックスであると認識させるためのいくつかの方法がありましたが、
足の付け根を中央ではなく後気味に着けることで(4枚目の写真)よりボックスとしての
認識を強くする方法をとりました。

○腕部
肩のアーマーの後の部分が欠けています。作れなくもないのですがカッコわるくなります。
今のままでも気にならないのであえて作りませんでした。
この腕にも当時ショックを覚えましたね。ひじアーマーを後に持っていってしまうという発想。
関節の曲がる方向から考えれば当然なのだが、この当時デザイナー側の絵の上での発想は
(というか要求)設定書で描かれる前面にデザインポイントの全てが見えるようにしていた。
ひじアーマーも腕の横か斜め後に描かれていました。
この考えれば当たり前だがいざやるとなかなか出来ないこの偉業。
私の記憶に強く印象に残っているのはレイズナーとサイバーコップですね。
(サイバーコップの場合はブラックチェンバー装着ギミックの都合から後に回ったんだと思う。)

○腰アーマー
ここでは強度の確保とデザインの両立に苦労しました。
他の部分をいじる時に手が当たると、ずれたり取れたりとイライラしたもんです。
今回私的には3枚目の写真の横アーマーが奇跡ポイントが高いですね。
ここはかなり苦労させられました。

○脚部
胴体並みにパーツ数が多くなりました。
ここもえり同様まったく再現出来ませんでしたので、イメージを抽出してブロック変換しました。
ここではひざアーマーが奇跡ポイントが高いですね。
この方法を想い付かなければ、完成度は20%はダウンしていました。
レイズナーの特徴的な、足とほぼ同じ大きさのすねアーマー。これも当時衝撃を受けました。
その後ドラグナーでその変形版が出来、今では数多くのロボット達がやっている、その元祖です。
(厳密にはレイズナーにいたる過程のものが他のロボで見受けられますが
イメージとして決定付けたのはやはりレイズナーでしょう。)
今回設定どおり横幅のあるものも制作しましたが、全体のイメージから浮いてしまう感じが
しましたので、今のものに変更しました。
足底は設定どおり、つま先とかかとのみが接地しています。
ふくらはぎのカーフミサイルは、ブロックなのでもちろん脱着可能です。

○バックパック
上部メインバーニアは、ブロック形状がまんまだったので難なく作れるだろうと思っていたが、
資料集めをしてその形状に愕然としましたね。
ダイヤブロックの背面なんておまけ部分ですからね。そこにこのデザインて、もう一個胴体を
作るようなものだ、と思いましたが以外に難なくクリアー出来てホッとしました。
そしてまたこのバックパックも衝撃を受けました。
それまでのものが横に厚みがあるものがほとんどの時に、後方に長いデザイン。
これには当時SFを感じましたね。
その後この後方に長いタイプのデザインは、たぶんデッサン的に描きづらい等の理由から、
しばらくなりをひそめますが、Ζガンダムでマニアデザインが採用され始めてからは、
描き手の成熟とスポンサー(特にバンダイ)の要望で360°立体栄えするデザインが求められいき、
(模型雑誌でのモデラー達のアニメメカの競作展開は影響大。)このタイプも復活し始め今では
当たり前となってます。
ここから始まったのだと考えると感慨深いものがあります。

○レーザードライフル(おまけ)
まったく作る予定がありませんでした。
人にいわれて、え?作んの?という感じでしたので急遽らしきものをでっち上げました。
実際パーツ数を食うものでもあるので、レイズナー本体でかかったパーツ数に更に上乗せというのは
正直気が引けます。
またこの銃にはまったくといっていいほど印象がないのも理由なのかもしれません。



○制作後記
今回で第三弾ですが、こういったものも再現出来るんだという自信につながりました。
実際作れるという確証はなく、いつも見切り発車で奇跡を待つといった感じです。
ダイヤブロックの組み方(表現力)はどこまでのものか未知数で、私がどこまでそれを引き出せるか
分かりませんが、あまり開拓されていない分野なのでとてもやりがいがあります。

さて次はいったい何を作ろうか?