岡田奈々×カタブツ
Katabutu






KATABUTU

●作品説明
舞台劇『マジすか学園』で岡田奈々が演じているのがカタブツというキャラクターです。作品の内容はまったく把握しておらず、カタブツというキャラクターのビジュアルイメージだけを借りて描いています。そのカタブツのスピン・オフ・オリジナルストーリーという、まったく別のパラレルワールド的なものです。

奈々のところに突然やってきた謎のヘンテコ生物。 彼 (もしくは彼等) は、奈々を守るためにやってきたと言っているが、そのハチャメチャな行動で、生活はメチャクチャになる。やっと扱いにも馴れて、意思の疎通ができはじめたころ、そのときは来た。突然現れた謎の男に襲われたとき、ヘンテコが奈々に憑依。そして現われたのが第三の人格カタブツである。

・・・全てのことが終り、ヘンテコがその役目を終え、彼女の元を去る時が来た。その時、ヘンテコがやってきた本当の目的とその正体に彼女はハッと気づきます。感情が溢れ、その涙によって、カタブツの白い肌が流れ落ちていき、その姿が氷解していきます。 さようなら、そして、ありがとう・・・

というラストシーン。カタブツ姿の彼女とヘンテコとの会話シーンです。カタブツ時、奈々は心の中にいます。カタブツはヘンテコが彼女の身体を借りて作りだした戦闘形態です。キャラクターはまったく別の第三の人格です。その心の中の彼女が表面に出てきて、徐々に奈々に戻っていくという状態です。それを絵にしてみました。






■制作日記

岡田奈々ちゃん続投です。現在、舞台『マジすか学園』の役でカタブツという役名で男装をしています。自分が理解しているのはこんなところです。当人にはわるいが、内容に踏み込む気はまったくないです。テレビでも意識的に見ませんでしたから。
まあ、そんなはなしはさて置き。この奈々ちゃんのカタブツくん (?) がクオリティ高い、高い。それで普段なら絶対にこの手のものは描きませんが、勢いで描きます。この勢いは大事です。創作意欲というやつです。たぶん、自分にとっても描くことのないものを描くというのは大事なのだと思います。ホント勢いで描きます。 あとで後悔しても知らないぞ。



〇2016年8月2日
カタブツを描く。
※画像待ち。今描いてます。
カワイイ奈々ちゃんを奪った、憎っくき敵。カタブツ。
このカタブツは、確実にクリエイティブの産物です。この敵に勝負を挑むならクリエイティブで向き合わねばなりません。それがクリエイターの礼儀です。 (うわっ、自分のことクリエイターて喉かゆっ)

最初は、ただカッコよくカタブツを描こうと思いましたが、それでは勝てないと考えました。
そもそも、この勝負は負けが決まっている戦いです。本気でやっている人と趣味で描いている人の差です。ならば、勝者が勝者として輝けることこそが、敗者の誇りとなるだろうと。

そんなわけで、ちょっと趣向を凝らそうと思います。


〇2016年8月6日
顔がほぼ完成。

とりあえずはこんな感じです。やっぱりここまで描いても、全部を描かないとヘンに見えます。この絵のカットしている部分を写すと、とても載せらたもんじゃありません。

カタブツを描くには、まず奈々ちゃんを描かなくてはなりません。
カタブツよりの奈々ちゃんを描きます。これを肌の色を白くするわけですが、ストレートにはいきません。
カタブツの肌は白いですが、完全塗り潰しではなく、薄っすら下地の肌が見えています。特に影になる部分に肌色が浮き出ます。これを再現するための作業は最初から考えてしなければなりません。いつもと作業内容が違うので手こずりました。
右のカタブツは実験的に色を白くしたものです。カゲの肌色だけを残し光っている部分を白く変えます。もうちよっと白を強くして肌色を明るくしたほうがいいかな。

さて、絵の説明ですが、カタブツ涙を流しています。自分の脳内のラスト近くのシーンです。
ストーリーのほうはおいおい書いていきます。流れる涙まで描いたら書こうと思います。


〇2016年8月7日
髪の下地を描きました。

今のところこんな感じです。とにかく見れる状態にするのを最優先にしてます。

髪を描きましたが、微妙な調節は必要です。まず耳を描いて顔のシルエットをはっきりさせる必要があります。

今この画像のイメージより、もう少し丸いシルエットになって欲しいです。頭頂部をもう少し低くして奈々ちゃんらしさを出したいです。耳を描けばもう少し丸くなると思います。


〇2016年8月9日
耳と各所の調整をしました。

やっとこさカッコよくなってきました。
ここら辺までくれば安心して作業が進められます。

描いたところは耳と髪の毛のカゲ、首のカゲです。あとは全体のカゲの微調整です。

髪の毛は頭頂部を少し削りました。レイヤーの毛で見えなくなっているのでわかりずらいです。レイヤーの量は実際描いてみないとわからないので、一本一本個別にしています。
まず下地の髪の毛を描いてから、徐々にレイヤーを置いていこうと思います。

ライダースーツはデザインを変えます。どこまで描くかわかりませんが、奈々ちゃんの体型に合わせます。

自分のストーリーでは、カタブツは特殊能力を持って活躍するキャラクターです。奈々ちゃんの体型に合わせ、小僧感のあるキャラクターにしたいと思います。155cmのキャラクターです。

赤、黒、銀はイメージカラーなので使いたいと思います。あと皮生地はポイント的に使おうと思ってます。全身に使うと小僧感は出ませんね。


〇2016年8月11日
髪の毛を描いてます。

髪の毛は、下地1段目を描いて上に2段目のレイヤーを乗せました。
更にこのあと3段目を乗せます。

カタブツの髪型を分析すると、ヘアスタイル的にはショートカットのカタログにあるやつで、カタブツ独自のオリジナルではありません。なので、完全再現はしてません。ある程度はカタブツの画像によせましたが、この角度のカタブツ画像は無いので、この手のヘアスタイルを再現することでカタブツの髪型としました。


〇2016年8月12日
髪の毛が終りました。

髪の毛こんな感じで一旦終えます。あとは全体のバランスを見て、あとで微調整をします。

髪の毛のレイヤーは三段としてますが、6パーツ位に分かれています。

さて、ここまでが第一段です。続いて全体の構図をどうするかです。
このまま首のあたりまでで仕上げてもいいですし、身体を描いてもいいです。どうしようか。

カタブツ、スピン・オフ、オリジナルストーリーというのが今回の流れなので、やはり、それをイメージできるところまでは描いたほうがいいかな。そうなると更に資料集めをしなくてはならないので大変です。

まあ、いつものことだが、締め切りがあるわけではないので、気長にやろうと思う。そこまで描いても絶対に損はしないですし。


〇2016年8月14日
身体の前に顔の再調整をしました。

身体のほうを描くにあたっての資料集めが難しい。まずは奈々ちゃんのボディラインかわかる画像です。それも真正面です。
ポーズは今回とっていません。立ち尽している感じです。

なかなか準備が大変なので、その前に顔の調整をやりました。

カゲの濃淡、色味、リアル感を出すためのボケとシャープさの分け、あとはアイシャドウの黒を足しました。

あとで顔を白塗りに変換しなければならないので色のバランスが難しいです。

表情も、白塗りにしたあとに流れる涙を描いてからではないと、表情筋をどこまで深くしていいかわかりません。

一応身体的には腰あたりまでは描こうと思っています。


〇2016年8月16日
身体を描き始めました。

まだ全然下準備段階なので、絵にまとまりがありません。

まずベースはこんな感じです。

上から、ベストは一応皮を考えていますが、素材的に薄いものになるような気がします。素材よりは、イメージカラーを表現することでカタブツらしさにしようと思います。皮はちょっとゴワゴワ感が強いです。

続いてインナースーツ。単純に全身タイツですが、ちょっと材質が特殊ですかね。艶消しで密閉感があり、薄い素材というのを表現してみました。

手は右と左で違います。右手は指先だけ切り取り、赤い指無しグローブを着けます。
左手は指先を残し、赤い包帯をグルグル巻きにひじ下まで巻きつけます。布はボロ切れ状態です。ただのカッコつけですが、意味は後付けで考えるかもしれません。

腰はダボダボのズボンをはかせます。ボンタンですね。裾は切ってすねあたりは露出させようと思います。描くのは横の画像のところまでなので、そこまでは描かないと思います。色は赤、白、黒のどれかは迷っています。お腹にはさらしを巻きます。今のお腹のスペースだとベストのところまで届いてしまうので、バランスを考えます。

て、感じにしようと思っています。背の低い小僧でカッコイイ感じ。不良の要素を取り入れてますが、最終的には、日本で動けるヒーローのスタイルを目指しています。今回のストーリーではヒーローではないんだけどね。
画面栄えは、日本でこの手のはまだ難しいと思うので、浮かなければいいです。それより今回はフィギュア栄えを想像しながら考えました。


〇2016年8月20日
ベストの襟と肩口を描きました。


襟首は舞台衣装だとボタンがついています。着けるか着けないか迷っている。実際にはマジックテープなんだけどね。ベストを最後まで描いて、バランスを見て判断します。

実際このキャラクターは、超自然的な存在なので、コスチュームとして着てるわけではなく、こういう姿なんです。
なので、現実感のあるものはなるべく避けたいです。ボタンの代わりにキャラクターの意匠マークみたいなものでもいいかもしれません。

肩口は舞台衣装では、ライダースーツの銀のラインに相当します。銀の帯だとちょっと軽いのと、やはり、スーパーナチュラルということで、銀の鋲を並べて表現してみました。

左の赤に銀鋲と右の黒に銀鋲。最初考えていたのは黒の方です。今の感じだとビザール感がちょっと強いですね。セクシー女忍者ですかね。まあ、取り合えず2つ候補です。


〇2016年8月21日
ベストが終りました。

ベストはこれで終りです。やはり襟には、ボタンの代わりにエンブレムのようなものを着けます。

カタブツのKでも、漢字でカタブツを表記したものでもガイコツでも何でもいいです。こんなっポイ塊が襟に着いてます、というのが判ればオーケーです。

ストーリーはあるものの細かく書きません。キャラ設定とこのシーンの説明だけなので、かなり含みがあります。なので、意匠的なものも曖昧にします。

このベストは胸が無いのを前提にしてます。なので、奈々ちゃんには、更にさらしを巻いてペッタンコにしてもらいます。さらしなんて必要無いとは書きません。てか、書けません。 てか、書いちゃってますが。

ベストの素材は、ライダースーツの皮より、レーシングドライバーのスーツの化学繊維の方が、頭の中のイメージにはあります。

絵の方は、思うままに描いたら極薄のダウンジャケットぽくなってしまいました。特に気にならなければ、このままいきます。

次は右手辺りを攻めようと思います。

色々直しました。襟のエンブレムも着けました。カタブツをKBとしてKを逆にしてBとくっ付けました。
あまり意味は無いですし、ほとんど確認できないのでこんなもんでいいでしょう。


〇2016年8月22
右腕途中です。

右腕の途中ですが、いい雰囲気になったので一回載せます。

この手の上に赤い指無しグローブを被せます。ストレートな形か、凝った作りの形か迷いますが、頭の中のイメージはストレートなものですね。
まだ日本では、アニメを除き、凝ったデザインは早い気がします。なるべく多くの人が理解できるイメージにしようと思います。


〇2016年8月24日
指無しグローブを描きました。

苦労しました。なかなか自分のイメージしているグローブが見つからず困りました。

参考にした商品は、黒の皮でしたが、赤の化学繊維風にして描いてみました。
あとは、そばにある鋲への映り込みを描いて、身体にかかるカゲを描きます。
このカゲは最後に全体のバランスを見て入れます。夜のシーンか、ライトはどう当たるかなど、今はまだ完全には決っていないません。

右のベストのアップを見るとまだまだ手を入れないとダメですね。やり残しがあるようです。


〇2016年8月25日
ベストの修正と左腕を描きました。

だんだん出来上がってきました。

ベストは鋲の映り込みやジッパー、ベストのシワ、厚みなどを修正しました。

左腕は、赤い包帯を巻いてます。裏側に縛ってあまった布が長く垂れています。それとも、横にもってきた方がいいかな。あとで考えます。

このあと、ボンタンを描きますが、左腕はほぼ隠れてしまうと思います。一応記録として残すために描きました。


〇2016年8月26日
ボンタンを描きました。

ボンタン難しかったですね。ここに描かれている部分だけだと、女性のオシャレパンツとして普通にありますから。

あとは色が黒じゃないと雰囲気でませんね。
白いパンツで淡いピンクが合いそうだと思いやってみたら、普通にオシャレさんになってしまった。
色はこのあと色々試してみるつもりです。

デザインのほうも、どうなるかわからなかつたので、取り合えずストレートに描いてみました。
腹の部分を、もっと引き上げてみようかとも思いましたが、更に女性のスカート感が強くなりだめでした。

ベルトも難しいですね。結果そのままという。

結局このままいきそうです。これで武器は、妖気のただよう木刀なら、コンセプトはバッチリじゃないでしょうか。


〇2016年8月27日
ボンタンを修正しました。

ボンタンの細かい部分を修正しました。

パッと見の雰囲気がよくなったので、色もこのままでいこうかと思っています。

残すは、左腕の包帯の横に結び目と長く垂れた布を描くだけです。

そのあと、カタブツの白顔を仕上げます。
髪の毛の量を調節して、流れる涙のスジを描きます。ここからまた一苦労がありそうです。

顔のデータと身体のデータは別なので、仕上がった頭を縮小してこちらに持ってきます。

そして、最後にこの絵を映画のワンシーンに仕上げて完成です。簡単にはいかないとは思いますが。

あと武器はやっぱり木刀ですね。絵になると思います。


〇2016年8月28日
左腕包帯を追加しました。

これで身体は完成です。引き続き顔のほうにいきます。


〇2016年8月29日
顔の修正をしてます。

顔を白くする前に、気になっていたところを色々修正してます。

顔は、アゴを引いてるキメ顔ではなく、ちょっと仰け反っている感じなので、髪の毛の上部の毛の量を削って調整しました。

顔は、外側の影を強くして、シュッとした顔立ちにしました。
なかなかのイケメンになったと思います。

女の子の場合、カワイく見せるために影を濃くするのに抵抗がありますが、カタブツくんは、基本男なので、いつもより多少濃くしています。もうちょっと立体を作る影を入れてもいいかなと思います。

ただ、白い顔にするので、立体を作る影も薄くなりますので、そこは注意が必要です。


〇2016年8月31日
白顔にしました。

こんな感じですかね。

もっと白い化粧のイメージだったんだけど、見直してみると思っていた程白くなかった。
写真写りというのもあるだろうが、数枚の画像、メイク後とメイクを落としたものを見て判断した。

これは映画という想定だから、白塗りメイクはまた別バージョンだと思う。

今回のは演出絡みのシーンなので、白塗り具合も意味があるので、演出的にこんなもんかな。

いよいよ涙を描きますが、これは今回の山場です。上手く描けるといいです。


〇2016年9月1日
涙を描いてます。

まずは涙を描いてみる。この時点では、まあまあの出来です。

このあと涙の流れにそって、白い化粧が落ちていく処理をします。
上手くいくかどうか、今回の絵の山場です。
この演出を描くことが今回のイラストの目的です。


〇2016年9月1日
涙による化粧落ちを描きました。
化粧落ち、難しいですね。ちょっとこれに関しては、資料がないんですよね。こんな感じになるんじゃないかと。

本来、頭の中では、顔の自塗りはもっと白くて、涙で化粧が落ちるのが判りやすいのですが、この段階では、自我を取り戻している状態なので、血の気も戻り、奈々ちゃんに戻っていく中間地点のような状態です。

絵としては、涙を強調し過ぎのような気もしますが、一枚の絵で情報を理解させるには、多少の誇張は必要かと思います。
最終的には、全体のバランスで判断します。一応涙の量は調節できます。


〇2016年9月2日
身体に頭を乗せました。

まずは単純に乗せてみました。

ちょっと眉を動かして表情を作っているのだが、なかなか微妙だ。
わかりやすい表情にすると、奈々ちゃんらしさが出るのだが、そうするとカタブツらしさ (自分設定の) がなくなる。

設定を小出しにすると、奈々ちゃんの身体をかりて第三の人格として出現するのがこのカタブツというキャラクターです。
このシーンは、奈々ちゃんの身体からカタブツが去っていくときのお別れのシーンです。

実際の設定はもう少し細かいです。


〇2016年9月4日
全体の調整をしてます。

各所の微調整をやりました。

頭と身体の一体感や色味の調節、影の調節。
あとは落ちた化粧混じりの涙をベストの上にシミにして描きました。

背景、効果を描く前に処理できるところはやっておきます。

今のところ気づいた点なので、まだこのあとも調整があると思います。

背景のほうですが、光に包まれている感じにしたいと思います。このシーンは、カタブツとカタブツの元になったキャラクターとの対話シーンです。

別れのとき、そのキャラクターの正体と、奈々の元にやってきた、本当の意味に気がつきます。

流れる涙によって化粧が落ちていき、カタブツの姿は氷解していき奈々にもどっていきます。

そんなシーンです。


〇2016年9月19日
イラスト完成、アップしました。

カタブツイラスト終りました。背景無しのほうは現時点で一番上手くいっていると満足してます。ですが、映画のシーンのほうは、自分的には今ひとつです。イラストとして見せるか、映画のシーンとして見せるかのどっちつかずで迷った部分が出たかなと。
完成といっていますが、いつものように、一週間くらいは画像を入れ替えすると思います。

次に岡田奈々を描くときは、大人の奈々ちゃんですね。