堀未央奈 × ホラー
ホーリー・ホラー

※ストーリー、内容、設定については、下の制作日記の方で少し触れています。


■制作日記■


堀ちゃん2作目です。メカ物の描き方がいい感じに出来上がったので、人物の方も次のステップに進もうと思います。
今回はメインは人物ではありません。堀ちゃんはそれはそれで描きますが、背景にモンスターを立たせてポスター風にします。
本来であれば、モンスターデザインとその描き方というのが流れになるのですが、ちょっと外れます。日本でモンスター映画を作るには、という裏テーマがあります。
エイリアンやプレデター というモンスタージャンルとは少し違いますが、今の日本人に聞けば、モンスターの例はこんな感じでしょう。これらがいきなり日本に現れても違和感バリバリです。でも、最終的にはこれらが闊歩する日本になって欲しいです。その地固めになる作品をイメージした、ポスター風のものというのが今回の目標です。
と、書きましたが、これらは堀ちゃんを描くための口実で、どうせ描くならと考えたテーマです。なので、そこそこオモシロイものができればいいかなと思っています。



〇2016年3月7日
描き始めです。

まずは堀ちゃんから描きますが、今回はじっくり描くのではなくどんどん進めていきます。
いつものように目からではなく、今回は全体の構図が大体決まっているので、描けるところからどんどん描いていきます。一個一個を完成させて次にいくというのは今回はしません。頭の中の完成図に近づけることを優先していきます。

堀ちゃんの表情はホラー作品なので暗くしてます。当然ヒロインですが、ただの被害者ではなく、特殊な力を持っています。

ストーリーはよくあるやつです。亜人やジョジョのスタンドのようなものですが、本人の能力ではなく、とり憑かれています。彼女自身も1度だけしかその姿を見たことがありませんが、確実にそばにいるのを感じています。そのため彼女は人との付き合いを避けてきました。そのせいなのか、この何かは、初めて見えたときの事件以来何もしてきません。しかし彼女の周りで事件が起き始めます。彼女は自分に憑いているものの存在が起しているのではないかと疑い始めますが・・・。という話しです。
あくまでも、モンスター映画と認識できるものを日本を舞台に作るというのが目的です。

はなし変わって堀ちゃん事情ですが、今19才です。成長が早すぎます。最初中学生に見えていたものが、いい顔になったなと思ったら、そこからわずか半年でお姉さん顔になってしまった。
これからは、今までのものをふまえつつ、新しい堀未央奈像を作っていかなければならない気がします。 (これは若いアイドルが成長するときに、誰もが抱える問題だね)

というわけで、今回の堀ちゃんは、現在のお姉ちゃん顔の堀ちゃんにしています。こうなるとヒロインの設定年齢を高校卒業後にした方がいいかな。24歳位で高校生役とかあるから関係ないかな。
髪形は、現在のものをベースにカゲのある女性というこで、でもヒロインという感じです。


〇2016年3月8日
顔の基本が終りました。

顔のパーツや影で入れるべきものは入れました。このあと、背景など全体の効果による影や色合いを変えていきます。
こういうイラストは、赤い画面赤いライトなら最初から赤で描いていくものなのでしょうが、今のところ最初から赤で描くというのはできません。今回は薄青か色抜きかな。

ここで描かれる堀ちゃんはポスター用なので、本来の作品の中のキャラクターとは少し違います。ヘタをすると本編中に出てこない格好をしているかもしれません。よくあるジャケットサギです。
実際髪の毛も頭の中の想像では、もっとモッサリしていますし顔色も悪いです。

堀ちゃんの表情は、一発OKだったのは助かりました。表情作りに苦労すると思っていたから。この堀ちゃんらしい表情は、今回の課題の一つだったので、微妙に直しはしますが、第一の難関は突破しました。

ちょっとどうしようかと思っているのは、口角を下げるかどうかです。堀ちゃんは無表情にしていても口角が少し上ってます (オレ調べ、直に見たらわからない) 。なのでどうしようかと思っています。直してヘンになったらイヤです。
あと眉毛がもう少し厚いです。この眉、描き足しが難しい常態になってます。それにこれ以上厚くすると、幸薄感が無くなる気がする。


〇2016年3月9日
モンスターです。


上の二枚は、大体こんな構図になります、というものです。サイズやバランスはまだまだ調節しますが、手前と奥という配置です。
あと、堀ちゃんの前にモンスターの手が、肩か身体の前に置いて、抱き込むような感じを予定してます。
基本は左側のバージョンですが、右は面白かったのでやってみました。ちょっと怖すぎです。

モンスターは、正直デザインではなくアイデアです。というかデザインとはアイデアそのものをいうんですけどね。あえてデザイン化されたモンスターにはしていません。立体にしたとき、CG効果、それらが画面を通じてより効果が現れる選択です。

黒いシルエットは立体感のある影として表現されます。その中にガイコツの一部が浮き上がってます。たぶんこれならCGも安く上げられるし、CGの浮いた感を少なく出来ると思います。これ見よがしの細かいデザインがベストとは限らないということです。

このようなデザインにしたのは、それ好きな人達以外にも入りこめるようにしたかったからです。デザイン先行ではなく、作品がデザインを持ち上げる方向です。

モンスターがもろバレしていますが、作中の事件のモンスターは別にいます。この事件でもって彼女のモンスターが目覚めます。今回は彼女を守ったように見えますが、はたして・・・という話です。
このもう一体のモンスターが、多少自由度があるので、そちらがマニア向けかな。


〇2016年3月10日
しゃれこうべを描きました。

頭蓋骨です。思った以上に上手く描けました。ここまで描ければ満足です。本当はこのあともう少し処理をしなければならないのだが、思わぬ仕上がりに、怖くてこれ以上いじれません。

ガイコツは年期の入った古いものです。これはこのモンスターの誕生に関わります。ですが、本編ではヒントらしきものは出ますが、最後まで正体はわかりません。続編があれば語られるだろうが、1作目では謎のままというやつです。
彼女自身がわからないものを、お客であるこちらがわかるわけもない。という演出を徹底するのと、作品の進行を、足りないものを手に入れるか、持っていたものを失なうか、主人公の成長を描いてそちらで満足させる作りにすれば謎のままでもいけます。やり方はいくらでもあります。

堀ちゃんは黒い服を着せますが、本編中にこの服を着ることはありません。ジャケットサギです。
前に組んだ手がやっつけ仕事になってしまいました。指先を切って親指のところでトリミングしようと思います。

3枚目は今のところ出来上がっている状態です。次はアバラあたりを攻めたいと思います。


〇2016年3月11日
ドクロ修正とアバラです。

頭蓋骨の修正です。納得いくかたちに修正できてよかったです。基本的な修正はよかったが、ちょっとボロボロ感が増したのが気になります。
パッと見た目のイメージが、前回のほうがキレイに見えて、このモンスターのヘッドとしては前の方がよかった気がします。ほどよい古さです。元の画像は残してあり、直すのは難しくないので、気になるなら直します。

アバラを描きました。18本もあるのでやっつけ仕事です。大体こんな感じです。

パッとかるく置いてみました。雰囲気は伝わります。モンスターの輪郭線はモヤッとしてます。
あと鎖骨を乗せてもっとカッコよくしたいのだが、そうすると実体が出来過ぎて、初お目見えとしては早いかなという気がします。

骨のバランスも演出の要素になっていたりします。敵との戦いで壁にブチ当たると、バウンドして、中のガイコツが黒い身体から浮き上がりまた元に戻るとか、骨の出現率とパワーの関係とか (これはあまり考えていない)、闇の身体に浮かぶ骨という設定で、面白い演出がいっぱい出来ます。パッケージはネタバレしているものの、それが全てではないという感じです。


〇2016年3月13日
堀ちゃんの服を描きました。

モンスターに行き詰ったので堀ちゃんの服を描きました。

モンスターの手が堀ちゃんの前で組まれてて、という構図を考えていたのだが、いざ描いてみると全然ダメでした。

モンスターに意思みたいなものが感じてしまいダメです。
何を考えているのかを読み取れない、得体の知れなさ、威圧感、不気味さみたいなものを感じられなくなってしまいました。このモンスターとのコミュニケーションは不可です。

モンスターはモンスターで、デザインがわかるようにしておきたいが、ポスターはイージ仕様ということになりそうです。
モンスターは別画像で描くのかというと、このモンスターに完全形態は無いから、今の状態でほぼ必要なものは描けています。あと手ぐらいです。
あと身体のモヤッと感が、アイデア的に難しい。色々試しているが、なかなかいい感じにならない。


〇2016年3月13日
堀ちゃんの髪の毛と顔の修正をしました。

今回の髪の描き方は、新たな手法で描いてみました。今までの描き方に比べ、作業量を3分の1に減らし、仕上がりが2倍増しになりました。あとは回数を重ね、作業なれするだけです。

取りあえず完成したものを身体の上に乗せてみました。頭と身体は別々のデータファイルですので、乗せただけです。首の接合処理や全体のバランス処理はしていません。

ここまで出来れば、やっと絵全体の細かいところを考えられます。
やはり、モンスターを完成させないと先へは進めなそうです。背景の中に溶け込まそうと思いましたが、それでもしっかり形は作っておかないとダメそうです。


〇2016年3月14日
堀ちゃんの調整とモンスターデザイン。


堀ちゃんの頭と身体を馴染ませました。身体の方を調整しましたので、今度は頭の方を微妙に調整します。同一ファイルにまとめたほうがよさそうです。でないと面倒くさいです。

モンスターは、闇の黒煙はこんな感じです。これはちょっとわかりやすくしましたが、頭の中のイメージは、ジリジリとした煙です。熱い蛍光灯に水分がかかると、ジジ、ジジと音を立て、小さな煙を出してすぐ消えます。そんなジ、ジジ、ジという効果音とともにチビチビとした煙が出続ける感じです。絶対触りたくない感じです。

モンスターのイメージネタは、シャドーマン、スレンダーマン、3mの宇宙人、古典の吸血鬼ノスフェラトゥです。基本トラウマイメージになりやすい不気味さの人たちです。しかしそれらが愛されるのは、潜在的なカッコよさが内包されているからだと思う。そういうのを目指してます。トラウマ+カッコよさです。
あとドクロの価値が下がっているので、価値向上に一役かいたいという裏裏テーマもあります。

服 ? がコート ? 仕様になってますが、足元まで下ろして魔導士風か、もしくは侍のはかまにするというアイデアがある。日本のモンスターということと、メトロポリスの悪夢に出てきた死神というのもある。あまり固定イメージはつけたくない気がします。そもそも全身は、まず映らないと思う。

モンスターはあとは手首だけです。骨の露出をどうするかです。最初は指先だけ骨を出そうと思いましたがうまくいきませんでした。手首全部骨というのもバランスが悪かったです。
これさえ出来れば、あとは全身のシルエットがわかる程度にボカシてモンスターは終りです。


〇2016年3月15日
モンスターデザインが終りました。


モンスターの手は、色々なパターンを試しましたが、結局骨無しになりました。
画面でアップになれば、骨も見えるだろうけど、全身の場合は無い方がいいです。

あと、これは完全にイメージ画ですね。頭の中では、シャドーマンといったように、完全にまっ黒です。
何かわからないが黒い人形の影がいて、そこにガイコツガ浮かんでいる。何の考えも読み取れず、ただただ立っている。この不気味さです。イラストでは、この空気感は表現できないので、わかりやすくこんな感じでといったところです。
ヘタな効果も入れたくないです。アップになった時の質感表現のときのみにしたいですね。

右上の堀ちゃんとのツーショットが、ポスターというかイメージイラストです。あえて画面が明るいのもいいかなと思います。パターン通り暗くして、いつものやつかと思われるより、何か新しいものが見れそうだと感じさせたほうがいいと思います。まあ、色々験してみようと思います。


〇2016年3月16日
一応終わりました。

堀ちゃんとポスターです。

堀ちゃんの服はサイズが合っていません。お母さんの服という設定です。ていうのはこのポスターの中だけの設定で、本編のストーリーにまで関わっているかはわかりません。
この不幸少女の定番設定の、親は死んでいて、親戚をたらい回しや、施設で育ったという設定は、今日の日本で受け入れられるのかは微妙です。親も健在で学校にも普通に通っていても、自分を不幸と思っている子達はいっぱいいます。そこの不幸のハードルの位置は考えたほうがいいですね。大人にはわからない今の子供たちの悩みというやつです。ただ陰惨なドラマは見たくもないです。そういうのを描いて作家気取りというのもキライです。それをどう描くのかが作家であって、それをそのまま描くことは違うと思います。

ポスターの方は、もやっとした背景を入れたり、画面を暗くしたり、色味を抜いたり、色々試しましたが、いかにもという感じが新鮮味ゼロにしてしまいます。
結局今の絵以上に、作品に対する期待感を感じさせるものはできませんでした。

これでアップということになりますが、今回も何かオモシロを付け加えたいところだが、今回はなさそうです。堀ちゃんで遊ぶのも難しそうです。ここからがんばってホーリーにするのもありですが、それだったら一から描いたほうがいいです。ホーリーにするには追加要素が多過ぎます。