〇2016年2月1日
イラストのための模型制作です。
今回の模型制作の目的は、作画のための模型です。
制作のポイントとしては、イラストで描きたいパースを模型の撮影で再現します。つまり上の画像をトレースして、絵の下書きにするのです。単純に言えばですが、そう簡単ではありません。
自分の場合は、個々のパーツは立体として描けますが、どのパーツがどのパーツに対して、どういう角度で着くか、どういう見えかたをするのかを正確に描くのはほぼ無理です。頭の中には思い浮んでいても描くのは難しいです。上の宇宙船、この模型無しに、頭の中だけのイメージで正確な絵を描くことは、自分にはできません。
この、実物がないとわからない部分を、模型は制作ポイントにしています。
実際作らなくてもわかる部分は作っていませんし、丸みのある部分が再現できない部分は角が立っていたりします。
模型を作りながらもデザインを調整したり、進めたりします。そして何より偶然の産物のデザインが降りてきます。背面の噴射口は偶然です。いいキャラクター付けになっています。ここを更に目立たせればアジになります。
今回の画像は記事用なので使いません。このあと綺麗なキメパースを画像に撮り、その画像を元に下書きをしていきます。
この模型がそのまま絵になるのではなく、あくまでベースとしての使用です。どの位置にどの角度でどう着くのかを探るためのものです。進めていくうちに形の変更もあります。
デザインは、銀河パトロールというのは後付けで、何か主役をはれる宇宙船ということで考えました。主人公達が乗る宇宙船です。基本的な形は、機首があり、前進翼があり、その前進翼が円盤を包んでいるというものです。円盤大好き人間なのでこれは外せません。これをどういうバランスで配置をするかが宇宙船に個性を与えています。
作り込みのない部分、板のみの部分はイラストの段階で考える部分です。シルエットを参考程度に着けています。
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〇2016年2月3日
作画用模型の続きです。
模型の撮影をしようと思ったが、まだアイデア出しが充分ではないと感じ色々いじりました。
何かここまで作り込むのは、今回の作画用の模型作りとしては違うのだが、二次元的な平面の線より、三次元の立体的な線が多く、結果的に作り込まざるおえなくなってしまった。
あとは、やはり、二次元の絵の上で色々いじるより、直接立体をいじったほうがアイデアは色々出てきます。
二次元だと、おのずと描き辛い立体は描かない方向にいってしまうし、その角度の絵に馴染むようにデザインをしてしまいます。
立体にも同じことがいえて、作り辛いものを避けてしまいがちなのですが、今回の場合、作れなくても絵の段階で描ければいいので、デザインはなるべく立体で詰めたほうがいいです。 |
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〇2016年2月4日
作画下書き用画像の候補。
上の画像が残りました。
実際このデザインですと、かなりの枚数の角度の画像がないと形が把握できません。
全ての角度を描くわけにもいきませんので、なるべく多くの面が見える位置を選択します。
その上で宇宙船としてカッコよく見えなければなりません。
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上の条件で残ったのがこの2枚です。しっかり描くのはどちらか一枚になります。
他の角度のものは、この模型の画像を貼り付けるか、簡易的に描いたものを添えるかですね。
実際の現場では、それを作る人が理解できれば何でもいいわけです。落書きだって構わないはずです。伝わればですけれども。
ところが設定書なるものが世に出てから、設定書至上主義が持ち上がり、それができてナンボといった状態になった。面白い物を作るということは、そんなルール縛りではないんだけどね。
取り合えずは一枚描いて、それプラスこのメカの魅力を伝えられる状態に色々してみます。
一枚は全体の雰囲気を。その他は各部ディテールといった感じかな。 |
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〇2016年2月6日
下準備です。
上の模型の画像をトレスしたものです。右の画像のパース線は、念のためのものです。
画像を直接トレスしたのだからパースが狂いようがない。というわけではなく、各部のシルエットを作る際のパス作業で、アンカー撃ちと方向線で立体を正確に描く手法を使っています。厳密には目分量なので、ほぼ正確です。イヤだいたいかな。
模型から抽出できる面はここまでです。あとは、模型で作ってない部分と、各所にある細かいディテールです。外見的に大きく変るバーツはないです。
何かギミックを入れたいのだが、今のところそれ用にはデザインをしていない。
最初に考えたのは先端がスカイダイバーのスカイ1のような戦闘機で、更に、円盤上の左右にリアベ号のように戦闘機を乗せた、3機のマシンを積んだ形です。これはちょっと流石にキツイなということで止めました。
今のデザインでは、しいてあげれば、円盤の上の箱型のものが、武装コンテナになっています。これを交換することで任務に対応する。的なことは考えていますが、もっと面白ギミックはないかと思います。
面白アイデアというより、演出上のギミックですね。主人公たちがなぜこの船に乗っているのかというところですかね。
形に特徴があり、愛機、愛着があるという演出は、昔からよく見ます。それを更に進めて、この機体の設定があるから主人公たちは乗っているし、愛着もある相棒、仲間という位置づけになる。みたいなね。SFという地に足の着かない世界観に、説得力を持たせる演出ですね。
まあ、今回はそこまでは踏み込みません。宇宙船がカッコよければそれでいいです。 |
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〇2016年2月8日
ほんの少しだけ進めました。
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今は、各部の立体起こしをしています。
あまりフォトショップに向き合ってないので進行が遅いです。
今回のイラスト、どうせ描くなら、ただ立体を表現するだけでなく、やはり現実に本物がある感じに仕上たい。
航空機や船舶の写真の感じにしたいです。あの空気感の表現ですね。
今のところ、漠然とイメージしているだけで、何をどうすればあの感じを表現できるのかわかっていません。
映像の中の光の分析、解析はまだしていません。
今は取りあえず立体起こしです。 |
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〇2016年2月8日
立体起こしが終りました。
模型から抽出した面の立体を描きました。右の画像は模型の画像に被せたものです。面白いので載せました。
これで基本的な立体は出来上がりました。ここからはディテール付けやプラスするパーツ、船体のカラーリングを行っていきます。
現実感に関しては、その手の画像を調べる前に、それなりに考えていることがある。
まずライティングだが、今回の画像と前日の画像の違い。船体中央に光があたり、周りが暗くなる。立体の角度による陰影だが、光源が小さく、全体に光が届かない。これは格納庫や夜景での撮影のパターンで、巨大に見せる手法です。
今回のものは、光が一方向から全体に当ってます。これは光源が大きいことを現わしていて、昼間の撮影、宇宙空間の撮影などの、太陽からの光で撮影しています。
また、影の濃い薄い、船体の色の発色 (彩度) の濃い薄いの関係で、晴れや曇り、直射日光の強さが表現できます。
巨大感に関しては、よっぽどのことが無い限り白い光はできません。ガラスや鏡などの表面をしてないかぎり白くは光りません。
あとは10センチクラスのものは、ほぼ目視で確認できません。でも確実にそこに存在する。この表現をどうするかですね。
まだ色々ありますが、取りあえず験してみて、つまずいたら、その手の写真を見ようと思います。何がわからないのか、ということがわからないと、何を調べればいいのかわからないからです。 |
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〇2016年2月10日
船体上部を描いています。
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何だかよくわからないままやってます。イヤ、わかっているようなわかってないような微妙ですね。
計算通りにやって、偶然も味方につけての今の状態なんですけど、何かこう、先のビジョンが見えてこない。
まあ、ここんとこ集中力を欠いているからそれが大きいです。
船体の色が決まらないと何か不安です。最後に色と思っているんですが、はたしてそれでいいのかという疑問があります。
ダメです。集中できません。 |
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〇2016年2月11日
全体的に進めています。
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なんとなしに進めています。だんだんビジョンが見えてきました。
船にまつわるエピソードが出来て、テンションが上がりました。
船の名前は、矛盾 (号) といいます。あるシステムに問題があり、それは矛盾を抱えたシステムです。
(何かは考えていません)
主人公の仕事も矛盾を抱えていて、よく比喩として使われます。
作品クライマックス。主人公は仕事の矛盾で追い込まれます。そしてバトルでも、船のシステムの問題点をつかれピンチになります。
その時主人公がこの船、”矛盾”の本当の意味を言います。
それは、”最強の矛”と”最強の盾”を装備していることだと。
これか矛盾号のエピソードです。 |
矛盾、ほことたてです。
この船体の上部が、槍 (矛) の先端の形状をしており、背部のエンジンから流れる光のスジが、棒の部分を表現します。
そして、円盤部が盾です。この円盤を中心に円状にシールドが広がります。
とまあ、まるで最初から、矛盾のイメージ化を狙っていたかのようなデザインになりました。
なんかひと安心です。作業のほうは、結構進んだのかな。どこまで描いて終りかが今のところわかりません。
あと描くのは、円盤の上の隙間を埋めるのとエンジン三つです。その上で物足りなければ、ディテールを細かく描き込みます。 |
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〇2016年2月13日
取りあえず描き終りました。
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ほぼ終りです。あとは、色変えと、ディテールの描き込みをどこまでやるかです。
ディテールに関しては、もうこれ以上、凹凸のあるディテールは増やせません。全体的に形のバランスが崩れてしまうのと、各部の形が把握しずらくなります。
武装コンテナだけは、まだ凹凸パーツを着けられます。
やるのは、赤や黄色の小さなパネルや、ラインで囲った開閉パネルぐらいです。
色は今だに決まっていません。赤くしたいんだけど特殊すぎだよね。
定番の白は、なんか立体が全部ボケちゃいそうで怖いです。全体的にパネルラインを描きこめば白でもイケますが。 |
前から書いている、実写の巨大感はパスします。この絵はこの絵でいいです。
実写の船や航空機の画像を切り抜いて、白い背景の上に貼ったら、それは絵としてヘンですよね。それに気がつきました。
この絵は、巨大構造物を意識した、線と面の塗り方をしてありますので、これで表現はOKとします。
この絵に背景を付けるなら、その時は実写的な処理をしたいと思います。宇宙空間と大気中では、見え方が違う、なんてのも表現してみたいですね。 |
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〇2016年2月14日
カラーリング。
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メインカラーはブルーにしました。
細かい描きこみや、もう二三本白ラインを描こうと思いましたが、デザインをはっきり見せたいのと、イメージの固定化を避けるため、余地を残すかたちに止めました。
ここから、世界観や搭乗キャラクターに合わせてイメージを変えていきます。
とまあ、これで終りなんですが、他に描くところといえば、前から見たコクピットと武装コンテナの前の発射口くらいなんですが、あと隠れて見えないところは裏側全体です。
それよりも世界観が見えてくる面白ネタが欲しいですね。敵メカとか、装備されてるメカとか、コンテナを改良して分離する2号機とか。 |
これで今回の目的の、メカイラストの描き方の実験は終りです。立体の難しいメカの場合、簡易的な模型を作り、それを元にイラストを描く。そして描き方そのもの。
いいステップアップになりました。 あとは数をこなしていくだけです。
と、何かシメに入ってますが、どうでしょう。何か遊びをやりたいのだが、思いつかなければ終りです。
今回はアップ用の遊びもない気がします。大きく一枚貼り付けて終りです。 |
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〇2016年2月15日
遊び。
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装備のアイデアで面白いものが思いついたので、作業続行です。
コンテナの基本的な形は同じものを使い、コンテナ中央あたりからマシンや装備の接続部のデザインが入り、その先に各メカが着くというものです。
つまりマシンごとに設置コンテナがあり、コンテナごと換装するものです。
絵としては描くのは大変なので全てシルエットで表現します。左のシルエットはこのあと加工するためのものです。
ファイター、タンク、サブマリン、スピアー強化、シールド強化、あとわからない何か、です。 |
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ざっと、こんな感じです。あくまでもアイデアイメージです。
基礎となるコンテナを同じにしていますが、違う形が3種類くらいあっていいと思います。
色も単色で処理してますが、塗り分けがあっていいと思います。
あくまでアイデアイメージです。 |
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装備メカは、これ単体で見せきるものではないので、単純でわかりやすい形にしています。
番号には特に意味はありません。装備の名前でもいいです。
装備メカが単純な分、接続基部を大げさに見せたい。 |
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巨大なアームが噛み付いているような感じで、コンテナとマシンがセットで魅力的になるようにしたい。
メカメカしいアームが残ることで、マシンが外れた後も絵になると思います。 |
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