■篠田麻里子
今現在新たに画風を前進させようと暗中模索状態の中、リアルなイラストに活路を見いだそうと決めました。リアルといっても本当の人間を描くものではなく、あくまで萌えを追求したキャラクターのイラストです。しかし、目指すところは実写表現なので架空の人物を描くより、実在の人物を描いた方がよりスキルが身につくと考え無謀な挑戦に出ました。その“無謀な挑戦”第一弾は篠田麻里子さんです。これは人物画ではなく、萌えを追求したキャラクターイラストなので、似顔絵として見ていただくとありがたいです。実際まだ手探り状態なので今回のものがうまくいったかよくわかりません。わからないっていうのはリアルイラストの"萌え"化のことなんですけどね。
 ■篠田麻里子(ワンピースバージョン)
上のイラストからレースのシャツを取り除いたものです。上のイラストでは地肌はレースの隙間から覗く程度なのでテキトーな処理をしています。また肌の色も影を想定して濃くしてあります。なのでこちらのイラストは隠れた部分を新たに描きな直したものになります。あくまでオマケですのでそういう目で見てください。今思えば肩ヒモはもっと細くしてもよかったなぁ。”カワイイ”ばかり考えてて"エロ”モードは完全封印してたからなぁ。

■制作日記■
〇2013年3月13日
リアルイラストを自分のモノにするために作品を作っていきたいと思います。
実在の人物を描くことにしたのは架空の人物を描くより、よりスキルが身につくと考えたからです。
その第一弾は篠田麻里子さんです。

麻里子様を描くにあたって思うこと。
〇その1 自分の中の麻里子様のイメージは2011年以降からのもので現在2013年3月である。
〇その2 AKB48のイメージは少なくPON!、麻里子さまのおりこうさま!のイメージが大きいです。
〇その3 立ち位置的なものからモデルイメージか強いが、上記のテレビ番組出演時の私服(?)はメルヘンチックなものが多い。
    立ち上げたブランドもカワイイ+(プラス)を提案している。
〇その4 麻里子様はタレ目である。しかしコレはメイクによるもので実はタレ目ではない。
    しかしメイクであることはドアップでしかも止まっていなければわからない。これをどう表現するか?
    イメージ優先でタレ目を描くかメイクで表現するか?
〇その5 麻里子様のクセで笑う時に手を口にもっていくというのがあるが、この両手バージョンが特にカワイイのでぜひとも描きたい。

と、こんなとこです。
リアルイラストとはいっているが描くのはリアルな人物画ではなく、あくまでも”似顔絵”です。
カバーガールを見てもらえばわかると思いますが人に似せた人形です。あくまで“萌え”を追究するものです。
今回の作品テーマは、はたして”篠田麻里子”とわかる”似顔絵”で”萌え”ることはできるのか? です。


〇2013年3月16日
ネットでの画像集めを終了し、イメージを頭の中で組み立てる。
う〜ん、当初の予定どうりには行かなそうだ。
更にPON!麻里子さまのおりこうさま!を見て各部の
ディテールを脳裏に焼き付ける。
次に作業手順を考える。まったく思いつかない。
思いつかないながらに考えた方法を試してみる。
そもそも似顔絵というものがわからん。
もう、やりながら答えを見つけるしかない。

で、なんかイイ調子・・・かな?
ここまで描くのに4時間。下描きを無視したことにより、
タイムの大幅カットに成功した。(気力も使い果たしたが・・・)

テキトーに大体の部分を描き、これを下描きとして、
各部を描きながらそのつど微調整をしていく方法を取ってます。

目は一度描いたものを限界まで拡大した。1.2倍が限界でした。
これ以上大きくすると人として変になります。

この後、笑った口を描くのだが歯を描くのが恐い。
萌えを失う可能性が高い。


〇2013年3月18日
髪の毛の処理が終了しました。
最終的な微調整は全体のバランスを見て後でします。

今回も手探りで色々な方法を試してみました。
タブレットでのフリーハンドではキレイなアールが描けないのは
当然なのだが、勢いよく流すと線が縮れてしまうのが困る。

そこでペンツールを使ってキレイな線を描くのだが、これが髪の
まとまりが綺麗すぎて、人の髪としては実にインチキくさい。
結果的にはフリーハンドで描き、酷過ぎるところは修整する
といった感じで作業を続けました。

髪の外側のほつれ毛は普通に描こうと思うけど、今回発見したのは
キレイにまとまって流れている髪の上に、揃いそこなった髪の毛を
最後にランダムに置いてやること(最後にやらないと全体像が把握
できないよ。)。この作業でリアル感がグッと増しました。
いってしまえば当り前ですが、知っている事とそれが出来るという
のは別な事です。

今のところは順調。とにかく手探りなので一つの作業が終っても
次にラッキーが続くかわからないので、次の作業になかなか手が出せ
ない状況です。


〇2013年3月20日
ロを描きました。
たし算ひき算の加減がわからず、徹底して描いてしまいました。
ロの大きい小さい、歯の省略ぐあい、クチビルの厚み等、
萌のためのバランスの計算です。

結局何も思いつかず、いつでも修整できる形で作業を進めていきまし
た。ロはいつでも大きくしたり小さくできるので、問題は歯ですよね。
歯をシルエットにして全部つながった状態にするのか?歯グキは描くの
か?口もクチビルをどこまでリアルにするか?てのもありますね。

で、ラチがあかないので画像の口を切り取って貼ってみた。
アイコラだね。微調整に苦労しましたが、なんかそのままイケそう
だったので、他のアイデアが浮かばないのならまんま描くしかないだ
ろうということで、もう、まんまトレースですよ。
ええ、トレースですともよ。
そのかわり全部描かかなくてはならなくなりましたが・・・

そんなこんなで、苦労しましたが口が描き終りました。
やればできるもんなんですね。この調子で次もいきたいところです。

次は顔に着手したいが、ここまで来ると失敗はできません。
神が降りてくるかわからないので後にします。



〇2013年3月23日
両手を描きました。
先の口をまんま描いた以上、バランスをとるためには手もまんま
描くしかありません。このまんまの描き方にも少しは慣れてきました。
基本的には“濃い”と"薄い"と"影"と"光"。この4パターンで出来てます。
これをフォトショップでどう描き上げるか? この回答にたどり着くのに
何年かかったか・・・。(おっと涙が・・・)




結局ポーズの方は“PON!”?になりました。
当初予定していたホッペに手をあてるというのはリンカクが隠れ
てしまい、1作目で顔が全開じゃないのはもったいないと考えて
止めました。


〇2013年3月25日
いよいよ最終局面にきました。顔を描きました。
まあね、紆余曲折しましたよ。今の時点でもこれが正解
なのかわかりません。
平面のベタに立体の処理を施すと、グッと細くなる。
今までの目の大きさでは釣り合いが取れず、大きさを変え
たり、位置も移動したりしました。しかもそれが、顔を塗り
終わってからでないと、良いか悪いかわからないから困りま
す。見せられる顔にはなったので一応載せました。
今のところはまだ仮といったところです。

萌えポイントとしては、目を大きくすることと、鼻の横を
くっきり描かない、そしてほうれい線を描かないこと。
フィギュアの顔もこのポイントで制作しています。

鼻を小さくすることは、CGでリアルな女の子を作っている
人達が皆やっているが、私はあえてドンと付けたい。
なぜなら美人、カワイイの多くの女性達が大きな鼻を持って
いるからだ。もっというとワシっ鼻、魔女の鼻の類です。
この特徴を萌えに生かすことはできないか?それが私の作品
を通しての研究テーマだったりもします。

後、今回歯を見せる笑顔にしたのは、歯を描くことが萌えの
邪魔にならないか?そしてほうれい線をきっちり描かなくても
笑って見えるのか?それらを今後の試金石にするためです。
今回のは一つの回答として今後に活かしていきます。

衣装の方はまだ途中です。何を着せようか迷いましたが、AkBの衣装を除けば、必ず首を出したものを着ている。
持っている画像から衣装を選ぼうとも思いましたが、結果的にデザインする事に決めました。
レース地にすることだけは決まってます。レースの柄は自作のニャンコレースです。イヤリング、ペンダントも余裕があれば着けたいですね。


〇2013年3月27日
顔の修整と衣装の途中経過です。
顔は各パーツがすわりがよい感じに修整して、
表情も萌えを確保しつつより笑顔になるように
表情筋を強調しました。
これ以上いじると取り返しのつかない状態に
なりそうなので顔はもうこんなところで終ろ
うと思います。

衣装の方はレースの下に着ているワンピです。
こちらも猫仕様にしようと思ったのだが、あっ
ちもこっちもだとウルサイので止めました。
柄も単色で済まそうと思いましたが、より本
物感を出すために柄を入れました。(ごまかす
という意味で)柄はネットで調べてそれっぽく
マネてみました。基本、皆、花ビラが正面を向
いてるのだが描いてみてわかりました。全方向
に対応するためなんですね。描き終わって気づ
きました。でももう後の祭りなのでそのまま続
行です。どうせ隠れちゃうし。
後、柄は立体的に配置されるように変形処理を
おこなっいます。フォトショプのツールを使っ
ているとはいえ手作業でごまかしながらそれら
しく見せているので、立体にするソフトとか欲
しいなと思いますね。

そしてこの上にレース地のシャツを着せます。
前回のは仮でテスト用として作ってみたもので
新たに作りなおしました。ちゃんと編込みで作ったものです。たぶん最終的には確認できなく
なると思います。ヒゲはいらなかったかな?。



〇2013年3月28日
衣装の続きです。
レース地を固定する襟と裾、骨組ですね。
この上にニャンコレースを貼り付けていきます。その下の地肌は
カゲになるためワントーン肌色を抑えてあります。それと、ほとんど
隠れて見えなくなるので塗りはテキトーです。

デザインとしては、赤い首輪をした白ネコのイメージです。この画像
では描かれていませんが、首輪からヒモに見立てた模様を置こうと思
っています。本来なら背中側にデザインして後ろに回り込むと遊びが
わかるといった感じなんだけどね。ヒモのデザインは一応、あえてわ
かりずらくデザインします。モロわかりだとイヤラシくなっちゃうか
らね。あくまでもカワイく仕上げたいです。

て、今気付いたけど、これってワンピだけで仕上げた方が嬉しいん
じゃない?肌の露出が多いから。
各パーツが上に着せる前提で仕上げているからわからないけど、上を
脱いだ状態のものもできれば作ってみたいと思います。
できればね・・・


〇2013年3月31日
イヤ~、やっと一段落付きました。

前回の首輪にヒモはよく考えたらネコにリー
ドは無いよなと。完全にエロ発想が先に立っ
ていました。それと、どうやってもエロくなっ
てカワイくなりませんでした。
というわけで却下です。

今回の追加はネックレスとニャンコ帽です。
イヤリングは左右2つ描かなくちゃいけない
し、麻里子様がよく着けているのは花だった
りボンボンだったりで、うわっコレ描くの?
てなったので代わりにニャンコ帽を描きまし
た。

さて、これで一応終了ということになります
が、これから花柄ワンピ止まりの保存データ
が見つかったのでワンピバージョンを作りま
す。
その後このページを編集して画像ページへの
リンクを作ります。それでやっと終了です。
結構ここからが長かったりします。
モチベーション維持のため、次の制作準備な
どと同時進行でやっていくと思います。

次の予定は“大島優子”さんでいきたいと思い
ます。テーマは”ほこ×たて“じゃなくて”ヨン
パラ”です。


〇2013年5月18日
画像を更新しました。
ゆうこの制作中に得た技術を麻里子様にも
フィードバックしました。顔と髪の毛のみ
の修正となっております。前回の顔を半ば
無理矢理修正しているので、ちょっと違和
感はあるかな? でもまあ、やれる事はやっ
ておきます。

麻里子様はいいアイディアがあればまだ描
きたいです。AKB48卒業、年齢、仕事、人
生の大きな転換期がやってきます。結婚は
してもいいけど、ママタレに落ち着くのは
ヤメて欲しい、AKB世代のママの共感ての
はあると思うが・・・。